【中学受験】人気のワケは英語教育？校風？Podcastで聴ける、中高一貫校・校長の生の声。

9年連続で受験者数が増加し、人気に拍車をかけている中学受験。

文化放送のPodcast番組『おおたとしまさの「校長室訪問」』では中学受験ジャーナリストのおおたとしまさが有名中高一貫校の校長室を訪問し、学校長の生の声をお届けしています。その中でも今回は最新回３校のそれぞれ個性あふれるエピソードをご紹介します。

【目白研心中学・高等学校】学校長 吉田直子 先生(5月22日配信回）

ー本校の特徴は時代を読み、時代に合わせてフレキシブルに変わっていくことです。

吉田校長：本校の特徴は時代を読み、時代に合わせてフレキシブルに変わっていくことです。これからは国際化の時代ということで校内に国際コース、スーパーイングリッシュコースができたり、２００９年からは女子校から共学化しました。

おおた：教育のエッセンスや子育てアドバイスなどはありますか？

吉田校長：本校では、中学の担任が2人であったりなど面倒見がいいと評価していただいています。面倒見の良さというのは、どんどんとチャンスを投げかけて背中を押すことだと思います。時代を見極めて、若い世代がどんな課題を解決するべきか投げかけて、自分の頭で考えられる何もかもやってあげることが全てでないということだと思います。

 

【佼成学園女子中学・高等学校】学校長 榎並紳吉 先生（5月15日配信回）

ー思いやりのある・心優しい生徒が多く在籍しています。

榎並校長　佼成学園女子はですね、気軽に話しかけてくれたりと、コミュニケーションがしっかりとれる生徒さんが多いです。

榎並校長：佼成学園女子は英語教育やグローバル教育に力を入れています。高校からは留学コースやSGコースと言ってグローバル的なコースを用意しています。留学コースでは1年間全員がニュージーランドに留学をします。SGコースではロンドンに6週間留学をします。

榎並校長：また校正学園女子は建学の精神に思いやりや親切心を掲げています。エピソードとしては（最寄りの）千歳烏山の駅でご老人の方の荷物を持ってあげたり、現地まで道案内をして差し上げたりと非常にあたたかい生徒が多くいることも佼成学園女子の良いところだと思います。

 

【足立学園中学校・高等学校】学校長 井上実 先生(5月8日配信回）

ー大学進学では終わらない、その先で何を成し遂げたいかが重要。

おおた：何か教育のエッセンスや子育てにアドバイスなどはありますか？

井上校長：本校は「志教育」というものを取り入れていまして、世のため人のために自分は何ができるのかということをしっかりと中高6年間の間に見つけていただいて、そのためならどんな努力もできるぞという方向性をつけていきます。

井上校長：子供達になんのために学ぶのかを大人がしっかりと教えてあげることが重要だと考えています。一生涯をかけて何を成し遂げたいのかを見つけ出せた時に初めて子供さんは自分から勉強するようになると思うんです。本校で行っているアフリカのスタディツアーでは地球規模で体験してもらいたいと思っています。答えをあげるのではなく、何か感じて努力することが重要です。

今回は3校の校長先生の声をお届けしました。番組では他にも個性あふれる中高一貫校を特集しています。『おおたとしまさの「校長室訪問」』はPodcastQRで配信されています。Spotifyなどでも聴くことができます。