【西武】松沼博久さん電話生出演! 太鼓判を押す古賀悠斗捕手は「すごく投げやすいキャッチャー」

【西武】松沼博久さん電話生出演! 太鼓判を押す古賀悠斗捕手は「すごく投げやすいキャッチャー」

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6月29日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズOBで文化放送ライオンズナイター解説者の松沼博久さんが電話で生出演した。リーグ戦再開後4勝1敗と好調のライオンズは、『兄やん』の目にどう映っているのか伺った。

――昨日、一昨日と沖縄での日本ハム戦(10.11回戦)を1勝1敗で終えました。平良(海馬)投手の好投もあった第1戦目はいかがでしたか?
松沼「やっぱりピッチャーの状態は良いと思うんですよね。先発も増田(達至)に繋げれば最高に良いんですけど、打線はもうちょっと打ってくれないと……。(ピッチャーは)我慢しますけど息切れしちゃうと思うんですよね。だから早いうちに『よし!俺だ!』というような選手が打ってくれないと。この順位じゃ寂しいですからね、まだまだ間に合う試合数ありますから」

――点が取れていない状況は続いていますがリーグ戦再開後は4勝1敗。楽天相手に3連勝もありました。現状のチーム状況はどのように目に映りますか?
松沼「蛭間(拓哉)だったり中村(剛也)だったり、打てそうな選手が一応いるんですよね。打てなくてもピッチャーからしたら『もしかしたら打ってくれるんじゃないかな?』という希望があると思うんです。そういうところで我慢をした結果が4勝1敗だと思うんですよね。あとやっぱり蛭間のスイングは見ていて気持ちいいですよね、しっかり振ってるからね」

――蛭間(拓哉)選手はしっかりとバットを振っていながらも、バットコントロールも上手いという評価があるみたいですが?
松沼「慣れたらどんどん打ってくると思うんですよね。間違いなく只者じゃないですよ。僕はずっと応援するつもりでいますけどね、当然ですけど」

――蛭間選手が一軍に上がってきた際、『一軍でもすぐにバンバン結果が出るとは思っていない』と非常に気を引き締めていました(6月22日「文化放送ライオンズナイター」内インタビューより)。一軍の選手という自覚を感じましたがいかがですか?
松沼「キャンプから一軍に上がってくるまですごく勉強したと思うんですよね。早稲田(大学)の時に小宮山(悟)監督が『プロは甘くねぇぞ』と言ってるんじゃないんですか(笑)。我慢をすることに慣れていると思いますし、その思いで上がってきて『もっともっとやるぞ』という感じがします」

――確かに蛭間選手の加入が打線の起爆剤になっていると感じますがどうでしょう?
松沼「そうですね。やっぱり打ってくれそうな雰囲気はあるので、期待して応援する方もそうですしピッチャーもそうですし、(打ってくれる)期待感は持ってしまいますね」

――交流戦中盤は打線が点を取れずピッチャーが我慢する状況になり、先制点を取られることが非常に多かったですが、ここ5試合連続で先制点を取ることができていますね?
松沼「嬉しいですね。我慢をすれば先制点を取ってくれるんだという思いは出てると思いますし、バッテリーとの呼吸も結構良いんじゃないかと思うんですよね。特に古賀(悠斗)は(捕球時の)構えが良いですよ。『ここに投げて来いよ』というポーズがピッチャーの気持ちを出させるんです。少し構えが早いのは気になりますけど、だらっと構えないでワンポイントで構えてくれるので、ピッチャーからしたら(投球時の)目標がちゃんとできるというのはすごく良いかなと思うんですよね」

――森友哉選手の(オリックスへの)移籍による『キャッチャーどうするか問題』がずっとある中で、柘植(世那)選手、古賀(悠斗)選手、そして古市(尊)選手が出場しています。最初正捕手は柘植選手なのかなというところから(柘植選手が)肘を痛めたのもあり、古賀選手の出場が増えています。それに関してはどうでしょうか?
松沼「勉強することは多いと思います。送球に関してしっかりと投げ切れていない部分もありはするんですけど、ピッチャーからすると気持ちを出してくれるキャッチャーということを考えたらすごく投げやすいキャッチャーだと思うんですよね」

――確かに練習中から見ていますが、古賀捕手は表情豊かでいつもニコニコしていますね?
松沼「これからもっと揉まれてくると顔付き変わっちゃうんじゃないかと心配しているんですけど、今の表情はすごく良いですよね。練習も楽しくやってくれているんですよ。それに肌つやが良いんですよね」

――そういった(雰囲気良くプレーする)ところもピッチャーの投球に影響を与えますよね?
松沼「(与える)と思いますね。投げやすいか投げづらいかの比較をしたら絶対投げやすいキャッチャーの方が良いじゃないですか。サインの出し方、構え、『絶対止めてやるよ』というブロッキングも含めて練習を見ているとしっかりやっていると思うんですよね。柘植は柘植として良いんですけど、それに負けまいとする古賀の姿勢が良いですよね」

――柘植選手、古賀選手がどのように争っていくか注目ですね?
松沼「そうですね。バッティングが大事なのは分かるんですけど、キャッチャーというのは打てなくてもしょうがないと思ってます。打てば嬉しい意外性のあるバッティングは歓迎するんですけど、バッティングばかりでリードが疎かになるので、そういう目で今は見ています」

――明日はベルーナドームに戻ってきてのホークス8回戦です。流れが良くなっている中での試合の注目ポイントはどこになりますか?
松沼「やっぱりピッチャーの松本(航)がどこまで我慢できるかだと思うんです。 (松本投手は)意識的には高めに投げているピッチャーなんですけど、ポイントではしっかり低めに投げてもらってゴロを打たせる意識を持ったら、失点はかなり防げると思います」

※インタビュアー:文化放送・長谷川太アナウンサー

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