松井証券マーケティング部長、証券会社と一般消費財のマーケティングの違いを語る!

松井証券マーケティング部長、証券会社と一般消費財のマーケティングの違いを語る!

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7月10日の「ノバセルpresentsマーケティング進化論」は、松井証券 マーケティング部長、増田雄亮氏をお迎えし、証券会社と一般の消費財のマーケティングの違いを詳しく語った。

松井証券は、大正7年創業と100年以上の歴史を持つ老舗の会社だ。パーソナリティのノバセル株式会社代表取締役社長・田部正樹氏が“老舗であることの強みと弱み”を聞くと、増田氏は、強みは安心感があること、弱みは老舗のイメージがあり、ネット証券のイメージを持たない人が多く、特に若年層に選んでもらえないことを明かした。

では、どうやって新規の若年層の顧客を獲得していくか?聞かれると、増田氏は、証券会社と一般の消費財のマーケティングで二つの違いがあることを説明した。一つ目は、「株価等の相場変動の影響を大きく受けるので、プロモーションの効果がわかりにくい。市況が良ければ新規口座数が数倍に伸びるが、悪ければ何をやっても、数分の一になったりする。そのため、施策の効果検証が難しい」ということだ。

二つ目は、「自社製品が使えないということ。FXや信用取引、先物取引などは、証券会社に勤務していると取引ができない。自社サービスを使ったことがない人間が、商品、サービスを企画し、プロモーションをするので、お客様のニーズやインサイト(顧客や消費者の隠れた本音)をしっかり掴んで、開発プロモーションしないといけない」と話した。

こうした中、インサイトを掴むため、松井証券が力を入れているのが、「VOC(Voice of customer、顧客の声)」だ。「日々コールセンターからお客様のニーズやこういった課題を抱えているという情報が来るんですね。この情報をマーケティング部だけでなく、全社員で情報を共有しております」と増田氏はコメントした。これに、田部氏は「会社全体でそういった取り組みをしているのはすごい重要」だと、称賛した。

「ノバセルpresentsマーケティング進化論」は毎週月曜19時30分~20時まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。

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