秋田は大雨災害発生、関東は危険な暑さに警戒を!

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この1週間も「大雨」と「猛暑」に見舞われた日本。
きょう7月16日は秋田県内を中心に引き続き大雨に厳重な警戒が必要です

秋田市仁別(にべつ)では14日の降り始めからの雨量が400ミリに達するなど各地で観測史上最多を記録、7月1ヵ月の雨量を大幅に上回る大雨となっています。
太平川(たいへいがわ)では、秋田市広面(ひろおもて)地区で氾濫が発生していて、雄物川(おものがわ)も氾濫危険水位に達しています。
広い範囲で浸水被害が発生し、秋田県五城目町(ごじょうめまち)では浸水した車に乗っていた男性一人の死亡が確認されました。


気象庁HPからキキクル(危険度分布)を見ると


最新のキキクルはこちら

一方10日(月)には福岡県と大分県に、今年はじめての「大雨特別警報」が発表され、福岡・佐賀・大分の河川が氾濫
福岡県久留米市田主丸町では、大規模な土石流が住宅に流れ込むなど、各地で土砂災害や浸水被害が相次ぎました。
気象庁では10日朝「大雨特別警報」発表のあと、夕方には「大雨警報」への切り替えと引き続き河川の氾濫に警戒を呼びかける気象庁・国交省の合同会見が行われました。



10日明け方には、福岡県・佐賀県・大分県で「線状降水帯」が発生し、前日の予想を大きく上回る記録的な雨量となりました。
さらに12日夜遅くには富山県・石川県で「線状降水帯」が発生。

いずれも半日前予測は発表されませんでした。
この予測がむずかしい「線状降水帯」…そもそもどういうものなのか、なぜ予測が難しいのか…
16日の「防災アワー」では、気象庁 大気海洋部 気象リスク対策課 地域気象防災推進官 橋本 徹さんのインタビューをお送りしました。
気象庁の会見室で伺っています。


聞き逃したという方はradikoでぜひお聞きください。
一方、関東地方の猛暑ですが、12日には八王子で39度を越えるなど厳しい暑さが続き、熱中症で搬送される人も相次ぎました。
16日昼前に群馬県前橋市や埼玉県越谷市、東京八王子・府中市などでは37度を超える猛暑日となっています。
きょう16日~18日にかけて、危険な暑さが続きそうです
最新の予報はこちら(気象庁HPより)

厚労省によると、国内の熱中症による死者は、2018年から2020年まで3年連続で1000人を超えており、去年は1300人を超えました。
無理せずこまめな休憩をとり、喉が渇く前に水分補給を。
また、家の中でも夜でも特に高齢の方は熱中症になります。
エアコン・扇風機を適切に使い、室内に温度計を置くなどして部屋の温度を確認してください。


気象予報士・防災士 気象庁担当記者 伊藤佳子

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