「戦後78年」のいま改めて考える。「新しい戦前」という言葉の意味

「戦後78年」のいま改めて考える。「新しい戦前」という言葉の意味

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8月7日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーのテーマは「新しい戦前」。昨年末、『徹子の部屋』に出演したタモリさんが、黒柳徹子さんに「来年はどんな年になるでしょう?」と聞かれ「新しい戦前になるんじゃないでしょうか」と答えた。詳しい意味は語られていないが、その発言は大きな広がりを見せた。

西川あやの「この(「新しい戦前」という)言葉が放送されたとき、不安を抱きながらもハッとする人、納得する人が多かったからこそ広がったのかなとも思います。最初に聞いたとき、どう思いました?」

山内マリコ「10年ぐらい前に新幹線に乗っていたら、後ろに座っていた、たぶん70代のおばあさんが、隣の方に切々と『この国は変わっちゃったわ』みたいなことを語っていたんです。その方がまさに、『戦前みたい、戦前みたい』と。私は大正や昭和初期の空気を知らないけど、『時代が変わった』『戦争を知っている方が、戦前と言うようになったんだ』と感じた、というのをタモリさんの発言で思い出しました」

西川「市民の声でもある、ということですね」

山内「この発言は2022年末ですけど、それに至るまで10年ぐらい、そういう空気は醸成されていたんじゃないかな、と思いました」

青木理「日本は戦後78年というけれど、世界中を見渡せば『第二次世界大戦』と呼ぶべきか『大東亜戦争』と呼ぶべきなのか。日本は戦後を謳歌してきたといわれるけど、僕がいた韓国なんかはその後、朝鮮戦争が起きている。朝鮮戦争は休戦中だから、いまも『戦中』といえなくもない。日本において『戦後』という言葉は本当にそういえるのか、という問いも立てなきゃいけないと思うんです」

西川「はい」

青木「なぜ先の大戦で無茶な侵略戦争を起こしてしまったのか、甚大な被害を出してしまったのか、その歴史問題でいまだに隣国に非難されるようなことをしてしまったのか。その責任はどこにあったのか、としっかり話し合ってこなかったという意味で、果たして本当に『戦後』だったの? とも思う」

西川「はい……」

青木「タモリさんがどういう意味で言ったのかわからないけど、『戦前』という言葉が内包しているいちばん肝心なところは『もうすぐ戦争になるね』っていうことでしょう? この国はいま『戦争をできる、する、あるいは近々、戦争に巻き込まれる……。そういう状況になっていませんか?』という問いかけだとするなら、現実感もあるし、深刻だなと思います」

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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