毎週火曜~金曜
「田辺晋太郎 あなたへバトンタッチ」内
20:40〜20:50放送中!
学生3大駅伝全てを中継する文化放送は、 年間を通して大学生長距離アスリートを追いかけていきます。この番組は箱根駅伝に出場する大学、学生ランナー、そしてすべての関係者を応援し、紹介していく番組です。
2012年11月11日
城西大学、櫛部監督の全日本ふり返り
11月6日放送
全日本大学駅伝で解説を務めていただいた
城西大学の櫛部静二監督に、レースをふり返っていただきました。
松島アナ:全日本大学駅伝は、駒澤大学が2連覇を達成しましたが、
この結果をどう見ていますか?
櫛部監督:予想通りというか、駒澤と東洋の戦いかなとみてましたが、
最後の窪田君の走りで駒澤に分があったということで、
1位は駒澤大学ですが2位の東洋も遜色なく戦ったかなと
思います。
松島アナ:1区格上げが5位からスタートして、
2区の村山謙太が3位に順位を上げて、
そのあとずっと2位をキープして
最終8区で大エースの窪田選手が控えていました。
窪田選手にたすきがわたるところで、
どのくらいの差まで大丈夫かなというところだったんですけど
30秒から40秒ではないかというふうに、
大八木監督も思っていたし、おっしゃっていたんですが
実際は1分7秒の差がついてしまっていた。
でもこれを逆転しました。窪田選手の走りいかがですか?
櫛部監督:個人で言えば、確かに素晴らしいことではあるんですね。
反対に、東洋の服部くんはちょっと自分の走りが
できなかったと、不本意な成績に終わったと思うんですが、
チームを全体的に見た場合、
8区のそこの区間は、若干の失敗があったとはいえ
それまでは正直、東洋の方が勝ってたと私はみてます。
そういったことを今後の箱根駅伝で考えると
逆に東洋の方が強いですね。
松島アナ:話に出ました東洋ですが、第1区田口が区間賞を獲得して
トップに出て、設楽啓太で2位に下がったんですが、
そこは山梨のオムワンバの素晴らしい走りがあったので。
その後はずっと首位をキープしていたんですが、
最後で逆転されたというレース展開になりました。
延藤であるとか高久であるとか、佐久間もそうですけど、
若い選手を使った東洋のレースぶりに関しては、
櫛部さんがご覧になると、
駒澤と同格かそれ以上のレースをやったかもしれないと。
櫛部監督:そうですね、東洋の方が上だと思います。
やはり箱根駅伝を考えると山も出てきますし、
10人揃えなくてはいけないということで、
東洋は、補欠にまわった選手にも似たような選手がいて
確実に走ってくれる子がいますので、
安定感としては、東洋の方があるかなとみています。
松島アナ:結果をご覧になって、駒澤が1位、2位東洋、3位早稲田、
4位日体、5位明治、6位日大、ここまでがシード権ですね。
それから上武、山梨学院、中央と続いたこの順位を眺めて、
何か感じられるところはありますでしょうか?
櫛部監督:1・2位が抜けていて、3・4・5位まではあまりかわらない
というふうに感じました。
ただ、青山学院もいますし、10人で走るってことを考えれば
層の厚さがものを言いますので、距離も長くなりますし、
箱根で考えれば、3・4・5はそれなりにくるかなと。
それ以下はほとんどかわらないということで、
誰かがミスしてしまえばすぐ変わってしまうということで
まあ読めないですよね。
松島アナ:3大駅伝の第2弾が終わりました。
箱根に向けて、各チームが凌ぎを削っていくわけですけども
やはり駒澤の強さ、そして敗れたとはいえ東洋の強さ
こういったものがまた改めて確認できた大会でしたね。
櫛部監督:やはり、たすきはチーム力がものを言いますので
駒澤大学は最後、窪田君・大エースが抜きましたが
遅れても凌いだというような感がありましたので、
優勝できたのかなというふうに思います。
東洋もいい繋ぎをしたわけですから、
そういった面では非常にいい走りができたのかなと思います。
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2012年11月11日
東洋大学、酒井俊幸監督、全日本前インタビュー
11月2日放送
松島アナ:3大駅伝の初戦、出雲の結果についてはいかがでしたか?
酒井監督:連覇を狙っていただけに、非常に悔しい結果でした。
松島アナ:チームの中心、走らなければいけない・引っ張ってほしい
設楽啓太・悠太選手なんですがその辺りいかがでしたか?
酒井監督:本来の走りではなかったですので、
やはり設楽がしっかり機能するように
今回は挑んでいきたいと思います。
松島アナ:啓太選手ですが、どの辺りがいまひとつだったんでしょうか?
酒井監督:今シーズンのトラックシーズンの疲労、夏の疲労が
まだ取りきれなかったのかなと思います。
悠太に関しては、夏足の状態が良くない時期もあったので
そういった点でコンディションが整わなかったと思ってます。
松島アナ:そのあたり踏まえて、全日本にはいい流れできてますか?
酒井監督:2人とも出雲後、上向いてますのでいいと思います。
松島アナ:出雲では服部選手が、いい走りをしたと思うんですけど。
酒井監督:3区の服部は、まずまずの走りをしたと思います。
彼は非常に力のある選手ですので、
これ以降の駅伝も主力区間で使いたいと思っています。
松島アナ:服部選手のいいところはどのあたりですか?
酒井監督:向上心の高い選手ですので、目標が非常に高いです。
能力もありますのでさらに伸びていくと思います。
松島アナ:2年生の高久選手も5区で区間賞と、非常にいい走りでした。
酒井監督:初めて、3大駅伝出場したんですが、
流れが悪い中で区間新記録を達成して、
本当にいい走りをしてくれたと思っています。
松島アナ:最上級生の4年生なんですが、
全日本でエントリーされてるのが2人だけということですが、
まず実績のある市川選手状態はいかがでしょうか?
酒井監督:駅伝主将としてチームをよく牽引しています。
自分も5000mで自己ベストをだして、出雲に臨みました。
イマイチ力が発揮できなかったんですが、
力は確実についていますので
今回は優勝へ導く走りをしてくれると思います。
松島アナ:もう1人エントリーされている冨岡選手いかがですか?
酒井監督:しばらく故障が多かったんですが、
ここにきて5000m、10000mともに自己ベストを
連発していますので、非常に調子のいい選手です。
松島アナ:学生駅伝、学生のスポーツというところでは、
4年生の力というのは必要となってきますよね。
酒井監督:そうですね。やはり最終学年の最後に懸ける思いが、
非常に選手を引っ張っていってくれると思います。
松島アナ:3年生が、13人中8人エントリーされているんですが
この辺りはいかがですか?
酒井監督:本来、力を秘めながらなかなかアピールするチャンスが
なかったんですけども、ようやくここにきてチャンスを
ものにしてきている力のある選手たちですので、
今回の全日本で彼らが走ってくれることを期待しています。
松島アナ:3大駅伝初めてになる選手もいるんですが
どんな走りを期待していますか?
酒井監督:初めてでも、東洋としては箱根の連覇に繋げていくための
全日本初優勝を目指していきたいと思います。
初出場の選手も、積極的な攻めの走りを期待しています。
松島アナ:全日本大学駅伝ですが目標はどの辺りでしょうか?
酒井監督:駒澤さんが非常に強いんですけど、
我々も負けないくらいの選手が今、成長していますので
初優勝を目指して頑張りたいと思います。
松島アナ:東洋大学のファンの皆さん、
非常に多いんですけどもメッセージをお願いします。
酒井監督:出雲では悔しい結果となりました。
全日本ではチーム一丸で優勝目指していきたいと思います。
そしてそれが箱根駅伝につながっていくと思います。
応援よろしくお願いします。
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2012年11月11日
大東文化大学、稲田主将、奈良監督、予選会後インタビュー
10月26日放送
(稲田康希キャプテン)
松島アナ:4位での予選通過、今の気持ちいかがですか?
稲田康希キャプテン:
本当に嬉しいです。
松島アナ:今日はどんなことを考えて、
チームはレースに臨んだんでしょうか?
稲田康希キャプテン:
チームでミーティングを開いて設定タイムとかを決めて、
その通りに走れば絶対通るって思っていたので、
それだけを考えて走りました。
松島アナ:この2年間、本当に悔しい思いをしたかと思うんですが、
どんな気持ちで練習してました?
稲田康希キャプテン:
箱根に出たいっていう、それだけを思って練習しました。
松島アナ:去年・一昨年の、悔しい先輩の思いはいかがですか?
稲田康希キャプテン:
今日も先輩方が応援に来ていただいて、
予選会を通るところをみせれて、良かったと思ってます。
松島アナ:大東文化大学、歴史と伝統があってOBも多いんですが、
その中で、箱根に戻ってきます。どんな走りをしたいですか?
稲田康希キャプテン:
自分たちに失うものはないんで、
チャレンジャーのつもりでシード権目指して
頑張っていきたいと思います。
松島アナ:最後に大勢のファンの皆さんに一言お願いします。
稲田康希キャプテン:
3年ぶりに、箱根に戻ってくることができました。
必ずシード権獲ってきたいと思いますので、
今後とも応援よろしくお願いします。
(奈良修監督)
松島アナ:まず、おめでとうございます。
奈良監督:ありがとうございます。
松島アナ:いま、どのようなお気持ちですか?
奈良監督:辛い時もあったんですけど、
選手が一生懸命努力したおかげでこういう結果がでたので、
選手に感謝しています。
松島アナ:2年間悔しい思いをしたかと思うんですが、
今年上手くいった要因はどの辺りでしょうか?
奈良監督:やはり、選手自体が稲田キャプテン中心に
2年間悔しかったことをしっかりこの1年間で
克服したんじゃないかなと思います。
4年生少ないんですけど、しっかりリーダーシップをとって
まだ物足りないものはありますが良くやってると思います。
松島アナ:それに引っ張られて、市田兄弟が戦力面では
注目されているんですが、そのあたりはいかがですか?
奈良監督:今日走った中でも合格点にはならないですけど、
ひとつのステップとして良かったんじゃないかと思いますし、
やはり先輩たちがいてのびのびやっていると思いますので、
4年生・3年生が引っ張ってもらいたいと思います。
松島アナ:夏合宿・練習面含め、今年1番考えてきたことは何ですか?
奈良監督:故障させないことですね。
しっかり練習させることを1番に考えてやってきました。
松島アナ:そのあたり上手くいったとみていいでしょうか?
奈良監督:今日の結果を考えれば良かったんじゃないかと思います。
松島アナ:ファンの皆さんは、監督が走っていた
あの強かった大東文化大学のイメージがあると思いますが
そのあたりは、監督はどのようにお考えでしょうか?
奈良監督:僕達が優勝した時は先輩達含めて助けていただいたものは
たくさんありますので、大学4年間良い思いもしてますので、
少しでも学生に駅伝の楽しさとかスポーツの楽しさを含めて、
駅伝を通して伝えたいと思ってますので、
あの時代に少しでも近づけるようやっていきたいと思います。
松島アナ:今日もそれに向けての1歩とみていいですか?
奈良監督:はい、そうだと思います。
松島アナ:大東文化大学のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
奈良監督:この2年間期待に応えられなくて、
監督の力のなさに皆さん心配していたと思いますけど、
学生が努力によって結果を出していますので、
必ず来年の2日、3日は楽しい駅伝にしたいと思いますので
是非また応援よろしくお願いします。
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