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水谷加奈のエンタの女王

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Oct01

TSUNAMI

101001.jpgツナミ。
世界共通語で使われている"津波"。
近年では、6年前にインド洋で発生した津波が
記憶に新しい。
マグニチュード9・3のスマトラ沖地震により、
平均で高さ10メートル、最大で34メートルの
津波に襲われた。
34メートルって......、想像を絶する大きさだ。

今回ご紹介するのは韓国映画『TSUNAMI』。
劇中では「メガツナミ」と言われいてる。
"メガ"がつく津波って......。
高さ100メートル、時速800キロだって。
そりゃ、もう逃げられないよねー。
覚悟器決めなきゃねー。
けれど、登場人物たちは逃げまどいながらも、
決して最後まであきらめない。
果たしてメガツナミにかれらは勝てるのか!?

いわゆるハリウッド映画のパニック系ではない。
色濃い人間ドラマとして描かれているところが
韓国映画ならでは。
愛する女性に結婚を申し込みたい男。
離婚して別れた妻と娘を助けたい父親。
母親にもう一度自分の気持ちを伝えたい息子。
それぞれが物語を抱えている。
私は子供を持つ親の気持ちに感情移入して、
思わず涙がポロリ。
とはいえ、案外突っ込みどころも満載なのが
韓国映画の憎めないところ。

メガツナミ、劇場で体験してみてください!

『TSUNAMI』公開中

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