2017/4/06

米大統領、シリア方針修正か アサド政権「一線越えた」

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は5日、シリア北西部イドリブ県で猛毒サリンが使われたとみられる空爆について、アサド政権軍は「多くの一線を越えた」と非難。「シリアとアサド大統領に対する私の考えは大きく変わった」と表明し、アサド氏退陣にこだわらないとする政策方針を修正する可能性を示唆した。
 ホワイトハウスでヨルダンのアブドラ国王との首脳会談後に行われた共同記者会見で述べた。空爆で子どもを含む多数の市民が死傷したことについて、トランプ氏は「アサド政権による数々の極悪な行動は黙認できない」と強く非難したが、具体的にどう対応するかは言及しなかった。

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渋谷ザニー
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アメリカのシリア空爆によってトランプは漸くアメリカ合衆国の大統領になったと言える。これまで、トランプを批判していたリベラル派陣営がトランプの行動に賞賛する。ヒラリー・クリントンまでが、賛同するということは、非人道的な行為に対して、揺るがないアメリカ式の政策論からなる行動だったと考えられる。

今回のシリア攻撃は長期的というよりも、限定的な政策だと考えられるが、アメリカには「正義の戦争」に対する党派を超えた信仰心が存在する。

改めて、「戦争によって一つになるアメリカ」ということを感じざるを得ない。

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