「令和8年8月千葉豪雨」を取材…約2700台の放置車両

「令和8年8月千葉豪雨」を取材…約2700台の放置車両

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文化放送と全国32局の制作協力で、月曜~金曜の午後5時からお送りしている「ニュースパレード」その日に起こった最新の話題を中心に幅広い分野にわたってニュースを紹介しています。

8月13日に起きた「令和8年8月千葉豪雨」
千葉市では12時間降水量が348.0ミリ、8月1ヶ月分の3倍もの雨が降り、千葉県各地で1時間に100~120ミリの雨が降ったとして、記録的短時間大雨の気象速報が25回も発表されました。気象庁は「レベル5大雨特別警報」と「レベル5土砂災害特別警報」を新たな気象防災情報が運用されてから初めて発表しました。
(8月13日20時30分過ぎ 気象庁記者会見室にて)

千葉県ではこれまでに13人が死亡、浸水被害は床上床下あわせて3500棟以上となりました。今回特に注目された被害は、道路の冠水などによって動けなくなったおよそ2700台の放置車両です。
(8月15日 JR蘇我駅線路沿い)
(8月20日 千葉市役所)
(8月15日 JR蘇我駅付近)
(8月20日 千葉市役所に一時保管され、レッカー移動される車両)
私は今回4回、千葉市中心に被災地を取材させていただきました。
道路の真ん中に放置車両があってコーンが立てられていたり、3台連なってとまっていたり…。

千葉市が管理する道路上での放置車両およそ2500台のうち、19日までに幹線道路については撤去が終了し、一部は市役所に保管されています。
市役所の広いスペースにはずらっとレッカーされてきた車両が並んでいました。泥にまみれて壊れていたり、シートもぐっしょり濡れて匂いもきついです。日差しも強く厳しい暑さの中、持ち主が車のドアやトランクを開けて中の物を出して、使えそうなものがないか確認していました。
時折、レッカー車を頼んだ持ち主が引き取っていく姿も見られ、話を伺うと「当時、気づいたら車が止まっていた。夜だったし水の深さはわかりにくかった。車はもう直せないというか直らないという話」と疲れた様子で話してくれました。
千葉市土木部・柳沢部長は「時間が経つたつれて被害の大きさを感じてきた。想定以上の放置車両。できるだけ早く、レッカーの手配ができ次第、速やかにお引き取りいただきたいので、是非ご協力をお願いしたい。今後、線状降水帯などの豪雨の際、車両に乗らないで家で待機などの行動変容を促していきたい。今回並みの豪雨に対応する規模の排水能力設備を作っていくのはなかなかすぐには難しいし、今後も作れるかどうか分からない中で、被災を受けないように行動を変えていかなければいけない」と取材に応えてくれました。
市によりますと、車の持ち主の住所はわかっても電話番号がわからないので「お手紙を出すしかない」のでなかなか連絡がつかないそうです。
また、故障車両が運ばれる修理工場もいっぱいだそうです。

その後も、8月21日(金)にはさいたま市付近で1時間に110ミリ、8月22日(土)夕方には板橋区付近で1時間に120ミリ以上、豊島区や北区、埼玉県戸田市で1時間に100ミリの猛烈な雨が降り「記録的短時間大雨」の防災気象速報が発表されました。
「大気の状態が非常に不安定」「局地的な大雨」というワードにも注意し、雨雲レーダーなどもチェックしてみてください。

気象予報士・防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子










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