「ヘビ」曲特集! 初期ジャッキー映画、青大将・田中邦衛にまつわるトークも!

「ヘビ」曲特集! 初期ジャッキー映画、青大将・田中邦衛にまつわるトークも!

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1月28日の「鷲崎健のヒマからぼたもち」(文化放送)、『タケスクリプション 日曜名曲集』の選曲テーマは「ヘビ」でした!                          鷲崎健「じつは昨年11月12日にやる予定で、準備していたんですけどできなかった特集です。1983年11月12日が映画『白蛇抄』の公開日だったということで、ヘビにしたんだと思います、確か(笑)。まず1曲目、こちら聴いてください!」

♪「ヘビが中まで」/ブギ連

鷲崎「ボーカルで気がついた方もいると思います。ブルーハーツ、ハイロウズ、クロマニヨンズの甲本ヒロトさんですね。ギターが内田勘太郎さん、憂歌団というブルースチームの内田さん。その二人で組まれたブルースユニットといいますか。

甲本ヒロトさん、僕が中学生ぐらいのころのスーパースター。僕と前後5歳ほどの人はそうなんじゃないかと思います。内田勘太郎さんの憂歌団さんについては、僕が中学生のとき、生まれて初めてライブを観に行ったのが憂歌団なんです。当時の神戸の中学生男子って、みんな丸坊主だったんです。信じられないでしょう(笑)? ひとりで行くのがおっかないから友達二人を連れて、神戸チキンジョージという地元のライブハウスまで行って。

着いたらテーブルがあってイスがあって。タバコ吸ってお酒飲んで、仕事してんのかしていないのか、みたいなお客さんがいっぱいいて。うわ、こえぇ、と思いながら(笑)。みんなジロジロ見るんですよ、当たり前ですね、中学生が入ってきたら。ライブが始まって憂歌団のメンバーが入ってきたら、『おい、はよやれ!』とかってヤジがとんで(笑)。『うるさいわい』とか言いながら始まる、というのが僕のライブの原体験です」

鈴木純子「そうでしたか……!」

鷲崎「そうなんです。そんな青春の思い出の二人が組んで。甲本ヒロトさん、ハイロウズとクロマニヨンズはロックンロールチームだけど、ブルーハーツはパンクのイメージがあった。ブルースは意外かもしれませんけど、もともとブルースマニアだったというか。恐らくブギ連という名前も、ジョン・リー・フッカーという、『ブルース・ブラザーズ』にも出ていた人の『ブギー・チレン』という曲からとったんじゃないかな? と思います。続いてはこちらをお届けしましょう!」

「蛇女物語」山本正之

鷲崎「間寛平さんが1975年8月に『ひらけ!チューリップ』という曲をリリースされたんです。100万枚を超えたというデータを見ましたけど、そのB面に収録されています。山本正之さんがつくった曲で、寛平さんに提供したといいますか。100万枚以上売れたということは、この曲を知っているという方も多いんじゃないでしょうか。

おかけしたのは『オールディーズナイト』というライブ盤からなんですけど、帯に『高校、大学のときにつくった作品ばかりを集めたライブアルバム』と書いてありまして、山本先生、10代のときから何書いているんだ、と(笑)」

鈴木「すごい! そういう曲なんですね!」

鷲崎「すごいね(笑)。戦後から昭和30年代に見世物小屋的なものがありまして。後年、人権保護や動物愛護の観点でほぼなくなって、その代わりに小道具や人形を使って、人を驚かせるものがおばけ屋敷になっていったんですって。おばけ屋敷の歴史の前にあったのが、そういうものだったんですね。続いてはこちらですね」

♪「蛇鶴八拳~デンジャラス アイズ~」/東映映画ジャッキー・チェン予告編,主題歌集より

鈴木「これはまた……すごく貴重な音源ですね(笑)」

鷲崎「いろんなもの持っているでしょう(笑)。1977年につくられたジャッキー・チェンの映画『蛇鶴八拳』というのがありまして、作品自体はハードで重めな展開です。ジャッキーのごく初期の作品なんですけど、割とコミカルな拳法でやっていて。ちょっと生意気なキャラ設定なんかが初めて入った作品です。その後の『酔拳』『笑拳』とかのコミッククンフーにつながっていく最初の一歩、みたいな感じですね。

ジャッキー・ハード派といいますか、格闘家・ジャッキー好きの人に支持されているうちの1本ですけど、日本公開が1982年で、既に『酔拳』『笑拳』などが公開されたあとで、『じゃあこれを持ってこよう』となったんですけど、コミカル味(み)は少なくて。広川太一郎さんのナレーションだけがものすごく愉快(笑)。

途中まで流れていたのが挿入歌で、急に曲が変わって、それが『デンジャラス・アイズ』。歌唱が小清水ミツルさんで、作曲が林哲司さん。(日本)公開に際してオリジナル主題歌としてつくられたのがこの曲でございます。

続いてですね。いろんなヘビがいますけど、青大将というヘビがいますね。青大将といえば我々、すぐに思いつくのが『若大将』シリーズです。田中邦衛さんが青大将という役をやっていました。そういう不思議なものをお届けしたいと思います」

♪「君といつまでも(田中邦衛バージョン)」/加山雄三

鷲崎「最高ですね。『帰ってきた若大将』という、1981年公開、『若大将』シリーズ第18作。シリーズ最後の作品でした。10年ぶりにシリーズをやったという。加山雄三さんの芸能生活20周年を記念した作品です。女の人の声は坂口良子さんでした。

これをかけるために『帰ってきた若大将』観たんです。最っ高でした! というか主役はほぼ“田中邦衛”です。格好いいんですけど、社長のボンボンで小ずるくて、でもチャーミングな田中邦衛……がほぼ全編主役。恐らく監督もそういうつもりで撮っているだろうなと。配信で観られます。僕泣きました、あまりにも田中邦衛がすばらしすぎて。ぜひ皆さん、観てください。

では最後。ヘビ、スネークといえばもう皆さん、最初に思いつくんじゃないでしょうか。スネークマンショーというのがありまして、その中から有名なこの曲……」

♪「咲坂と桃内のごきげんいかがワン・ツゥ・スリー」/スネークマンショー

鷲崎「説明の必要はないと思うんですけどスネークマンショー、小林克也さん、伊武雅刀さん、桑原茂一さんによる伝説的なユニットです。この曲自体は日本初のラップミュージックといわれています。『日本初』はいろんなところで言われるけど、たぶんこれが本当に初じゃないかなと。

細野晴臣ワークス。細野さんがいて坂本龍一さんがいて。大村憲司さんがギターだっけ。とんでもない布陣で行われていました。

咲坂守というのが小林克也さんで、畠山桃内が伊武雅刀さんで。ウルフマン・ジャックというアメリカの伝説的なDJをもじって、小林さんがヘビ年だったからスネークマンになったと(笑)。ということでいかがだったでしょうか。来週の特集もお楽しみに!」

 

「鷲崎健のヒマからぼたもち」は日曜午後2~4時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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