クッキー、アイス、だんご、キャンディ……。歴史も学べる? 「お菓子」曲特集!

クッキー、アイス、だんご、キャンディ……。歴史も学べる? 「お菓子」曲特集!

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2月11日の「鷲崎健のヒマからぼたもち」(文化放送)、『タケスクリプション 日曜名曲集』の選曲テーマは「お菓子」でした!

鷲崎健「大正11年2月11日、江崎グリコが創立。“一粒300メートル”のキャラメルが発売されたという日でございます。それにちなみまして『お菓子』というテーマで。……先に言っておきますけどキャラメルの歌がないんです(笑)」

鈴木純子「キャラメルはないけど、お菓子」

鷲崎「キャラメルの歌はあったんですけど今回の選曲からは外れました。まず1曲目、お聴きいただきましょう」

♪「お菓子と娘」/Cocco

鷲崎「Coccoさんのバージョンでおかけしましたが、いろんなバージョンがありまして。もともと作詞:西條八十、作曲:橋本国彦の昭和3年の作品です。ほぼ100年前の曲で、こんな時代にこんな素敵な和声シャンソンがあったのか、と。

少女雑誌のために西條八十さんが、歌の詞じゃなくて詩として書いたんですね。西條さんはフランスのソルボンヌ大学に大正13~14年に、フランス文学研究で行っていたんですね。そのあと詩人になりたかったんですけど、あまり食えず、アルバイトとしてやったような仕事です。

歩きながら食べるなんてみっともない、まだそういう時代にエクレールを『腰もかけずにむしゃむしゃと食べて口拭く巴里娘』という歌詞がありまして、たぶん少女たちはその雑誌を見て『お行儀よりもすばらしい自由みたいなものがパリにはあるんだ』と思っていた時代。

その少女雑誌の詩を見た橋本国彦さんが、まだ若くて音楽学校の生徒だったんですけど、同じ学校の生徒だった歌手の四家文子に捧げた。詩としては少女の憧れの詩、曲をつけたときには恋文として捧げて渡した、という素敵な曲です。続いての曲いきましょう!」

「"C" is for Cookie」クッキーモンスター

鷲崎「最高ですね(笑)」

鈴木「すごい、強烈!」

鷲崎「Cで始まるものはなんですか? 僕はクッキー以外に考えられない、という歌です。『セサミストリート』の大人気キャラクター、クッキーモンスターの歌で、作曲:ジョー・ラポソという、セサミのテーマ曲もつくっている方です。

1969年の放送開始以来、全世界140ヶ国以上の国と地域で放送されている子供番組で、皆さん知っていると思いますが、多国籍文化、多様性というものにあふれた番組づくりをしておりまして、ジェンダー平等の象徴として誕生したジーラック、自閉症のジュリアなどのキャラクターも出ています。昔観ていたイメージが大きいと思いますけど、いま日本でやっていないんですよね。

各国にオリジナルであるんですけど、南アフリカ版には両親をAIDSで亡くして自身も先天的にHIVに感染している、でも病気のことを隠さない明るい女の子のカミ、アラビア版には身体に障害を持つアミーラ……いろんな多様性に対して、答えというか……出しているんですね。

僕にはいないですけど、自分の子供がいたとして、物語で多様性を伝えるのって本当に難しいと思うんです。世の中って複雑ないろんな出来事が重なってできているんだ、というのを、物語では難しいかもしれないけど、セサミストリートのキャラクター、街、あの世界では伝えられるんじゃないか、というチャレンジをずっと続けているんだな、と思います。

……いい話をした後で申し訳ないんですけど、次は酷いですよ(笑)」

♪「元祖だんご4兄弟」/シャレッターズ

鷲崎「どうですか、これは(笑)」

鈴木「そうか、だんごは4兄弟だったか」

鷲崎「串に刺さった団子はもともと4つで、勝手に3つに変えるのは許しがたい、と主張する、とある団子屋チェーン店がございまして。調べたら出てきますけど、そこのプロデュースなんですが、4分13秒も怒ることないですよね(笑)。というか3番までつくることない。

皆さん、ご存じだと思いますけど1999年、『だんご3兄弟』が300万枚という、ものすごい大ヒットだったんですね。天才・佐藤雅彦の作品ですけど、だんごとタンゴをかけてタンゴにして、キッズヒットが生まれた。だんごとタンゴには意味があるじゃないですか。

『元祖だんご4兄弟』は、だんごのところをタンゴとかけたら『まんま』だということで、『元祖』にかけたんですね。『元祖! 元祖!』と言っているけど曲調がタンゴなんです(笑)。……素晴らしい曲でございます!」

鈴木「最後にそう言えばまとまると思っているでしょう(笑)」

鷲崎「続いては、知っている方もいるんじゃないですかね。有名な曲です」

♪「アイスクリームの唄」/チャカと昆虫採集

鷲崎「ライブ盤だったんですねえ(笑)。1番を歌っている男の子のほうが、楠瀬誠志郎さのボーカルですね。2番のほうがチャカさん。作詞:佐藤義美さん、作曲:服部公一さん。佐藤さんは『犬のおまわりさん』などを書いた作詞家です。もともとは1960年、『ABC子どもの歌』という番組に書き下ろされた曲で。

1960年辺りのアイスクリーム事情を調べたんですよ。昭和31年に1本10円のアイスクリームバーという商品が発売されて、昭和35年(1960年)に当たりくじつきのホームランバーが発売された。アイスクリームの大衆化が爆発的に進んだのが1960年。これが発表された時期は、みんながやっと食べられるようになった。本当に『おとぎ話の王子でも……』という歌なんですね。我々にとって新しい文化・アイスクリーム、という気持ちが乗っていたんだと思います。

最後はメチャメチャ大ヒット曲なので、知っている人は知っていると思います!」

♪「Candy Girl」/New Edition

鷲崎「1983年の大ヒット曲ですね。このあと80年代後半、ニュージャックスイング界で活躍したボビー・ブラウン、説明の必要もないでしょう! ジョニー・ギル、ラルフ・トレスヴァントなど一堂に会していた、80年代スーパーキッズグループ。

80年代エレクトロ版でジャクソン5をやってみよう、と。言ってみりゃ『ABC』まんまですね(笑)。甘酸っぱくてキュートで。イギリスで先にヒットして、その後アメリカでマイケル・ジャクソンの『Beat It』を抑えての1位になったという曲です。

当時最先端の打ち込みビート。人間らしい生演奏、機械的な打ち込みという、相反していたものが、機械的な打ち込みだけどちゃんとソウルフルで胸キュンなサウンドになる、という。革命的な、というと言い過ぎかもしれませんけど、打ち込みでも胸キュンソウルができる、という新しさがあって。それから40年経つとその打ち込みの音すらもう懐かしいものになっていて。いま聴くと二重三重に心をくすぐるものがある、という感じです」

 

「鷲崎健のヒマからぼたもち」は日曜午後2~4時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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鷲崎健のヒマからぼたもち

鷲崎健のヒマからぼたもち

日 14:00~16:00

漫画や音楽・ファッション・スポーツなど、じっくり見つめ直すと人生が豊かになるかもしれない、という様々な「趣味のカケラ」をリスナーと共有し、“余分な時間…

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