世界郵便デーらしく!? 様々な「手紙」にまつわる曲をお届け!

世界郵便デーらしく!? 様々な「手紙」にまつわる曲をお届け!

Share

10月9日の「鷲崎健のヒマからぼたもち」(文化放送)、『タケスクリプション 日曜名曲集』の選曲テーマは「手紙」! 先週も候補に挙がっていたテーマが、早くも実現となりました。

鷲崎健「調べたらきょうが『世界郵便デー』で、結局できるなと気づきまして。1曲目から珍しいものをお届けしますよ(笑)」

♪「手紙」/はっぴいえんど 

鷲崎「印象的なサビでお気づきの方もいるでしょう。有名な『風をあつめて』という曲があるんですけど、そのファーストバージョンというか。ファーストアルバム制作時に一度、録音されたんですけど『やっぱり変えよう』と言って作り直したのが『風をあつめて』になったんですね」

松井佐祐里「ええ!?」

鷲崎「このファーストテイクバージョンは、もう少し田舎っぽい……というとアレですけど、松本隆さんの当時の感じがああだったんだと思います。何がすごいって、一度録音したものを持ち帰って解体して、また全然違うものに作り直す、という力があったということ。

できあがったものを解体、再構築するって難しいと思いますけど、当時のはっぴいえんどのデータやインタビューなんかを聴くと、そういうことの繰り返しだったっぽいですね。その中で生まれた曲でございます……生まれたというか、未発表でしたけど(笑)。次はもう、このコーナーのレギュラーメンバーといってもいいでしょう(笑)」

♪「手紙でも書こう」/バンバンバザール

鷲崎「日本でいちばんバンバンバザールの曲をかけることでおなじみの『鷲崎もち』でございます(笑)。『手紙でも書こう』は1935年にヒットしたという、ずいぶん昔のポピュラーソングです。ファッツ・ウォーラーのバージョンが有名だと思いますけど、世界中でいろんな人がカバーしました。シナトラ、ビング・クロスビーなど。ビル・ヘイリーがロックバージョンでやったり、ポール・マッカートニーがつい最近? やったりしましたね。寂しい気持ち、『君からの手紙が着いたつもりで自分で自分に手紙を書く』という……」

松井「すごいですね……」

鷲崎「よく聴くと怖い曲でございます(笑)。お次はこちら。この声、聞き覚えがあるかな、と思いますよ」

♪「最後の手紙」/竹尾智晴

鷲崎「Twitterなんかではチラホラ正解が出ていますね。竹尾智晴さん、いまのお名前は、声優の『中尾隆聖』さんですね。ばいきんまん、フリーザ様、『にこにこぷん』のぽろりなんか、世代の人は知っているかな? 様々な有名キャラクターの声を務めていらっしゃいますけど、もともと……というか、子役からお芝居をやっていらしたんです。歌をしていた時期もある、といいますか。声優さんになってからもしばらくは竹尾智晴の名だったらしいんです。

作曲家の『いずみたく』さんが、ブラックレコードというレーベルを主宰されていた時期がありまして。ほんの2年間ぐらいなんですが、そこで出されたレコードです。『あこがれ』というのがメチャクチャ名曲なので、それもいつか機会があったらかけたいと思います! 続いては陽気な曲をお届けしましょう!」

ドリフの真赤な封筒」ザ・ドリフターズ

鷲崎「ブロードウェイのショーの中で使われた『オー・バイ・ジンゴ』という曲がもとになっております。第一次大戦時のブロードウェイ界隈、最大のヒット曲のうちのひとつです。こちらも数々の人たちにカバーされて、日本では1937年に灰田勝彦さんによるものが最初。それをよりコミカルに作り直したのが『ドリフの真赤な封筒』でした。最後の曲にいきたいと思います」

♪「銀ちゃんのラブレター」/茂森あゆみ・速水けんたろう

鷲崎「聴いた人、いっぱいいるでしょうし、いまも歌われているんでしょうね。『おかあさんといっしょ』の『今月の歌』でいうと1996年6月の曲。ももクロの佐々木彩夏さんと同い年ぐらいになりますね」

松井「へえ~!」

鷲崎「作詞が俵万智さんなんですよ。ご存じ『サラダ記念日』の方。(銀ちゃんは)『ぎんのじょう』くんという、とても珍しい名前なんですね。これは俵万智さんが俳優の山崎銀之丞さんのファンだった、ファンクラブの名誉会長だったから、らしいんですね。いまでもテレビでお見掛けしますけど。そんな裏話もひとつ。ということで『銀ちゃんのラブレター』、お届けしました」

 

「鷲崎健のヒマからぼたもち」は日曜午後2~4時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

で開く

※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。

Share

関連記事

NOW ON AIR
ページTOPへ