「大阪」をテーマに選曲! 初期フォームブームの牽引者の話も

「大阪」をテーマに選曲! 初期フォームブームの牽引者の話も

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11月6日の「鷲崎健のヒマからぼたもち」(文化放送)、『タケスクリプション 日曜名曲集』「大阪」! 今週、鷲崎さんがお仕事で大阪に行ったことにちなんだテーマでした。

鷲崎健「大阪の曲、いっぱいありますけど。有名な曲もかかりますし、『あ~、なるほどな』『へえ~』みたいな曲もかけたいと思います。1曲目は『あ~、なるほど』とお思いの方が、僕より年下に多いんじゃないかしら」

♪「スウィート・ホーム大阪」/FUNNY COMPANY

鷲崎「東のキャロル、西のファニカンなんて言われました。矢沢永吉さんが率いていらっしゃったキャロルとデビューが同時期で、ふた組とも日本のロックを牽引するバンドだと。桑名正博さんがボーカルで、桑名さんはその後、『セクシャルバイオレットNo.1』などでソロ転向していくんですけど。この歌ね、昔、関西のライブハウスでは本当にみんなよく歌っていたそうで。大学生ぐらいのとき、たまにライブハウスで演奏する機会があって。こういうのを弾くと、まあ年上の音響さんに好かれる(笑)」

松井佐祐里「あ~!」

鷲崎「『この曲、懐かし!』『知ってんの?』って。スタッフの方と仲良くなったという思い出もありまして……もう曲の紹介じゃない(笑)。続いては知っている人……、というか、みなさん知っている曲です」

♪「道頓堀行進曲」/中川敬 with LIVE! LAUGH!

鷲崎「相も変わらずライブ盤でございます(笑)。『道頓堀行進曲』自体は有名なのでみなさん知っている曲だと思いますけど、行進曲ブームというのがあったんですよ。『東京行進曲』『大阪行進曲』とかいろんなものが流行った時期が。その一環ですね。

エミール・クストリッツァという有名な映画監督さんがいて、クストリッツァの映画『アンダーグラウンド』にジプシー・ブラスの楽団が出てくるんです。LIVE! LAUGH!はそれに影響を受けてつくられたバンドだったんですけど、解散してしまって。『三田村管打団?』という、いまもやっているブラスバンドの母体となったバンドです。

管打団は2年前かな、ライブを観に行ったんですけど、まあ~、ハッピーなブラスバンドで。とてもオススメなのでぜひご覧いただければと思います。どんどん参りましょう。お次は大阪というか京都の曲というか難しいんですけど……」

♪「大阪の女の子」/タカダスマイル

鷲崎「キュンときているじゃないですか(笑)、『二度漬け禁止の恋やから』で」

松井「素敵な表現……! いいですね!」

鷲崎「タカダスマイルさん、正直、情報が僕もあまりないんです。インディーのCDを大量に買うんですけど、その中で見つけた1曲です。どうも、もともとロックパンク系のDJだったらしいですよ。DJをされていたのが、あるとき急にギターを弾いて歌われるようになった……という。フロアで『かけるほう』だった人が、自分の表現をするように、と。もともとしていたかも、わからないですけど。

ちょっと失礼な言い方かもしれませんけど……。一本気で不器用で一生懸命な感じの弾き語り。格好よくてスタイリッシュじゃないかもしれないけど、ものすごく足の裏が地面についていて。なんていうんでしょう、地面から足の裏にちゃんと大地の栄養とか力を吸い上げながら歌っている人、という感じがして、好きなんです。ライブ盤もあります。

タカダスマイルさん、僕は2枚しか持っていないですけど、ほかにもいろいろ出しているのかな? 興味持った方、検索していただければと思います。あと京都で、もし怒っている方がいたらすみません(笑)。お次はこちら聴いていただきましょう」

ボクたち大阪の子どもやでェ!」東京放送児童合唱団

鷲崎「東京放送児童合唱団のバージョンでした。もともと西岡たかしさんの『五つの赤い風船』というフォークチームがありまして。僕も1973年生まれでリアルにはわかっていないんですけど、『フォークブーム』っていうとき、ガツンとひとかたまりで結局、吉田拓郎さんのイメージになっちゃうというか。弾き語りでギター1本持って、のイメージになってしまいますけど、フォークブームの初期のころに、五つの赤い風船というフォークグループ……、フォークチームのものがあって。その後、岡林さんとかいろんな人の影響で、弾き語りのフォークの話になっていく。

ビートルズ~ボブ・ディランの流れのようなものが、フォークの世界にもあって。フォークブームの礎をつくった、初期フォークブームを牽引したチームであり、人間だと思います。西岡たかしさんは本当に、あのころの60年代後半のアプローチとしては、信じられないぐらい格好よくて現代的なアプローチをやっている。いまこそ再評価されるべきなんじゃないか、と思っております。そんな西岡たかしさんがつくった曲です。

76年に『みんなのうた』でかかっていた……僕は3歳のころなので記憶があるようなないような、という感じですけど。では最後、こちら聴いていただきましょう」

♪「ECSTASY-OSAKA-」/Y.S.Pオールスターズ

鷲崎「Twitterにも『懐かしい』『懐かしい』と書かれていました。吉本新喜劇が1回、80年代後半に『新喜劇やめよッカナ?キャンペーン』というのがあって、終わりかけたんですけど。90年代に新生新喜劇のエンディングテーマとして使われていた曲ですね。内場さんとか辻本さんとか、石田靖さん、吉田ヒロさん……当時の座長組と、いろんな人が参加している楽曲です。

その時期、TK……小室哲哉さんが吉本に入られて。小室さんのアレンジ、リミックスバージョンも存在しておりまして、どっちにしようか悩んだんですけど……いちばん有名なほうを選びました」

 

「鷲崎健のヒマからぼたもち」は日曜午後2~4時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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鷲崎健のヒマからぼたもち

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漫画や音楽・ファッション・スポーツなど、じっくり見つめ直すと人生が豊かになるかもしれない、という様々な「趣味のカケラ」をリスナーと共有し、“余分な時間…

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