
【西武】與座海人投手インタビュー 2年ぶりの沖縄のマウンドは「シーズンが始まる前からこの日を楽しみにしていた」
7月1日放送のライオンズナイターでは、沖縄セルラースタジアム那覇で行われた西武―オリックス12回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの與座海人投手にインタビューした模様を放送した。地元沖縄で2年ぶりとなる登板への意気込みを訊いた。
――2年ぶりの沖縄のマウンドですが、今のお気持ちの方はいかがですか?
與座「シーズンが始まる前からこの日を楽しみにしていたので、非常にわくわくしています」
――緊張感というよりも、楽しみの方が大きいという感じですか?
與座「緊張感もありつつ、また沖縄で投げられるという喜びと楽しみな気持ちもあります」
――今シーズンはここまで(7月1日試合前時点で)6試合に先発して、2勝1敗、防御率は2.97という成績です。ここまでを振り返っていかがですか?
與座「安定して投げられている試合も多いですし、イニングをしっかり投げられればベストですが、順調かなとは思います」
――今年ここまでで出ている特にいい部分はどこだと捉えていますか?
與座「まっすぐの強さがまた戻ってきたというのと、カーブをうまく使いながら緩急を出せているところかなと思っています」
――これからオールスターを挟んで後半戦とどんどんシーズンも続いていくわけですが、修正していきたいポイントや自分の中での課題点みたいなものは見えてきていますか?
與座「空振りをもう少し多く奪えればベストかなと思いますが、どうしても前に飛んでしまうことが多いので、それも特徴の一つではあるのですが、もうワンランクレベルアップするとなったときには三振の数や、相手が嫌がる球を増やしていくのが課題かなと思います」
――空振りを奪っていくためにはどういったものが鍵になってくるのでしょうか?
與座「落ちる球ですね。僕の場合はシンカーかなと思っています。これまでに比べたら試合でもどんどん使っていけるボールにはなってきているのでいいのですが、もうワンランク上のレベルとなると、シンカーで空振りが奪えたらベストかなというところです」
――前回登板を振り返りますと、交流戦最終カードのジャイアンツ戦(6月21日、2回戦)で6回被安打2、勝ちこそつかなかったのですが、これも素晴らしいピッチングでした。現状状態はいいのではないですか?
與座「日々コンディション整えながら、いろいろな人からアドバイスをいただきながら調整出きているかなと思います」
――涼しい東京ドームから今回は南国那覇のセルラースタジアムということで、(気温の)ギャップも心配かなとは思うのですがいかがですか?
與座「暑さもあり湿度が高かったりして蒸し暑い環境ではあるので、そこの対応というか、いかにエネルギーを残しつつ試合に臨めるかというのが一つポイントかなと思います」
――暑さ対策というのはどのようなことをしていますか?
與座「僕の場合は熱が体にこもってしまうタイプなので、風に当たったり、アイス(氷)で冷やしたりしながら、体温を下げるということをしています」
――ちなみに夏は体重が落ちると、どの選手にも聞くのですが、食事の管理はどうしていますか?
與座「僕の場合はそこまで体重の変動はなくて、ご飯も食べられる方なので、動いて汗が出ることを考えて1~2キロ落ちてしまうというのはあるのですが、しっかりご飯を食べれば体重をキープできているので、とにかくご飯を食べて休んでしっかり練習するということを繰り返しやっています」
――地元沖縄での登板ですが、野球以外にどんなことを楽しみにしていますか?
與座「いつも沖縄に帰るときは年末年始の帰省になるので、夏に沖縄に帰れるというのがなかなかない機会です。夏の雰囲気も楽しみにしています。あとは実家でゆっくり過ごそうかなと思っています」
――出身校は那覇市の沖縄尚学高等学校ですが、高校時代の思い出、どんな学生時代を過ごされたか覚えていますか?
與座「とにかく野球しかしていなかった高校時代なので、野球の記憶が鮮明にあります」
――長い間沖縄で過ごしていますが、沖縄の魅力を改めて教えてください。
與座「人が温かいところや、時間にルーズなところですかね(笑)。時間に縛られないところがあるので、そこは一ついいところかなと思っています」
――プロの世界に入ってその時間の部分でギャップを受けたりということは新人の頃にあったりしたのですか?
與座「野球になれば、そこはしっかりやっているつもりでいるので、そこまで焦ることはなかったのですが、生活の部分で電車が時間通りに来るとなんだか時間に追われている感じが多少あります」
――家族や友人は沖縄のゲームということで応援に来たりするのですか?
與座「そうですね。親戚や友達がたくさん来てくれます」
――家族や親戚、友人にはどのようなプレーをみせたいと思っていますか?
與座「チームが勝てるようなピッチングができればベストですけど、なかなかこういう機会はないので、楽しんでみてもらえればいいかなと思います」
――この試合の相手は現在ともに上位を争っているオリックス・バファローズということで、打線の印象をどのようにみていますか?
與座「繋がりのある打線で、長打のあるバッターも多いですし、好調な打線だと思うので、とにかく1人ずつ繋がれないような投球ができればなと思います」
――先発として鍵になるポイントはどういうところになると思いますか?
與座「イニングの先頭バッターをしっかり打ち取れるかというところと、ヒットが出てしまってもその次のバッターをしっかり打ち取るというところが鍵かなと思います」
――最後にたくさんのライオンズファンに向けて意気込みをお願いします。
與座「2年ぶりに沖縄で登板できるということで、非常にわくわくもしていますし、緊張もしていますけど、しっかり楽しんで、全力で投げたいと思いますので応援よろしくお願いします」
※インタビュアー:文化放送・小宅世人アナウンサー
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