住吉美紀、NHKアナウンサーを辞めてからの苦労、ラジオで感じた難しさを語る

住吉美紀、NHKアナウンサーを辞めてからの苦労、ラジオで感じた難しさを語る

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大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日13時~15時30分)、9月17日の放送にフリーアナウンサー、ラジオパーソナリティの住吉美紀が出演。元NHKアナウンサーとして、フリーに転身したあとの苦労を語った。

大竹まこと「『Blue Ocean』(TOKYO FM)はもう何年続いているんですか?」

住吉美紀「私が担当するようになって14年目です」

大竹「水谷さんもいろいろ番組をかけ持ちしながら」

水谷加奈「30年以上です。住吉さんは元NHKのアナウンサー」

住吉「(NHKは)37歳のときに辞めました。NHKでできないことをやってみてもいいかもしれない、との気持ちが起きて。サラリーマンの生き方だと1日8時間など勤務時間があって、そこで働くぶんお給料をください、という契約じゃないですか。でも年を重ねたら時間がもったいないと思い始めて、この2時間で洗濯と夕飯の支度できたら、だいぶ楽になるのに、というところから。時間設計をもう少し自由にしたいな、というのが大きかった」

大竹「またぜいたくな悩み。局アナでNHKといったら安定の職業! 私たちフリーは明日も知れぬ命で。安定を捨てるからにはよほどの覚悟があった?」

住吉「安定の中にいてよくわかっていなかったので、本当に甘かった、という感じで。辞めて、『しまった!』ということもたくさんあります」

大竹「局アナだと自分の言葉よりも、しっかりした設定に従って。いまと違いますよね?」

住吉「まったく違いました。特にラジオで話すというのは、ほぼ台本がなくて。これについてどう思う、など筋書きのない話をしていく。自分のことを話していいや、と思えないと言葉に詰まるんです。でも『Blue Ocean』を始めたころはNHKの教育でつくりあげた自分の中のルールや美学があって。自分がきょう、どんな買い物をして何をしてからここに来た、きのうはどうしていた、など。皆さんご興味ないのにお耳を汚してもな、と」

大竹「興味あろうがなかろうが(しゃべる)。きょうは(番組で)ずっとココイチの話をしている。皆さんがどこまで興味あるかはわからない」

住吉「商品名も『言っちゃいけな……あ、いいんだった』と。喉で言葉が止まってしまうというか。最初のころはうまくいかなかったです」

水谷「ざっくばらんで、NHKのアナウンサーっぽくないしゃべりですよね」

住吉「NHKのときも、NHKらしいニュースリーディングが得意ではなくて。うまく読めなくて苦情が来て呼び出しを食らう、ということもありました。もう少しフリーにトークをするお仕事をたくさん行うようになった感じなので、確かにNHKの話し方というのがあのニュースのイメージだとすると、そんなに得意ではなかったかもしれません」

水谷「1人しゃべりも難しいですよね」

住吉「本当に難しかったです。何しゃべればいいんだろう、『曲です』なんて言うとどんどん時間が巻いてきているし」

大竹「1人しゃべりなんてね。俺もいつも相手に水谷さんたちがいてくれるとしゃべれるけど、30分1人でしゃべれ、と言われたらどうしよう、と思う」

このあとは今月発売となった『50歳の棚卸し』(住吉美紀・著)に関する話題でも盛り上がった。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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