『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』     サイディングの藻、お風呂のリフォーム・・・。気になる家のメンテナンス、専門家に聞いてきました(おとなライフ・アカデミーWEB)

『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』 サイディングの藻、お風呂のリフォーム・・・。気になる家のメンテナンス、専門家に聞いてきました(おとなライフ・アカデミーWEB)

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今を楽しく生きるオトナ世代のための情報番組「大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ」。
残間里江子さん(フリープロデューサー)と、大垣尚司さん(青山学院大学教授、移住・住みかえ支援機構代表理事)が、お金や住まいの話を中心に、暮らしにまつわる様々な事柄を語り合います。

この連載では、人気コーナー「おとなライフ・アカデミー2021」で話した内容をもとに大垣さんが執筆した、ここだけのエッセイを掲載中。
ラジオと合わせてもっと楽しい、読んで得する「家とお金」の豆知識です。

 

2021年7月31日の放送は、家のメンテナンスに悩める二人のリスナーさんのメールをご紹介。サイディングに藻がついて困っている北車線60度さんと、お風呂のリフォームを考えているNさんですが・・・。

家のメンテナンスにまつわる2件のメールを紹介します

今回の放送では、家のメンテナンスにまつわるメールが2件来ていたので、それらを取り上げました。まずは、サイディングについてのご質問です。築25年程度の家に住まれている北車線60度さんから。

家の外壁に藻がついてしまっています。薄いサイディング壁です。なぜか西側が一番酷いのですが、なぜ藻がつく方向とつかない方向があるのでしょうか。

(北車線60度さん、横浜市緑区)

外壁の藻、気にするべきは方角ではなく○○

住宅メーカーの方に聞いてみたんですが、これ、家の方角はあまり関係ないそうなんですね。
むしろ気にするべきなのは、藻ができる場所の近くで、湿気が多い場所がないかなんだとか。

たとえば、屋根の樋(とい)が取れていたりとか、水溜りができていたりとかで、湿気が増す状況になっていないかを確認してみてください。
全体に、風通しをよくして、乾燥している状態を保つと藻は付きづらいそうですよ。

できてしまった藻はどうやって落とす?

ちなみに、できてしまった藻については、高圧洗浄で取ることもできるそうです。
ただ、メーカーの方によると、サイディングってそもそも寿命が10〜20年ぐらいのものらしいんですね。
なので、それ以上の年数が経った古めのサイディングだと、藻を取るのと一緒に、壁の表面に傷がついたりするリスクはあるんだそうです。

丸ごと取り替えてしまうか、傷がついてもいいから藻だけを取ってしまうか、悩ましいところですが・・・。
ちなみに、藻が付いていることでサイディングの耐久性が落ちることはないので、見た目は悪いですが、ひとまず様子見でも良いそうです。

まずは湿気の元になっている原因を見つけてみるところから初めてみてください。

60を過ぎてのお風呂のリフォーム。気をつけるべきポイントは?

さて2件目のメールは、お風呂のリフォームについてです。

築25年の家に住んでいます。このたび、お風呂を直すことにしました。業者さんからは色々魅力的なお話もあり、費用はどんどん増えていきます。
去年私は還暦を迎えました。今回のリフォーム、何に気をつければ良いでしょうか。

(Nさん・茨城県ひたちなか市)

10年後、20年後を見据えたリフォームを!

まず最初に、この時期のリフォームでは自分や家族の体がこれから徐々に弱っていく想定をしておくことが、とても大切です。

ラジオのパーソナリティである残間さんは、ご高齢のお母さまのためにお風呂を改修されたことがあるそうです。
その際は、たとえば、お風呂や脱衣所に浴室暖房を付けたり、浴槽の高さを低くするなどの対策を考えられたということでした。

私もNさんと同じ60代前半なのですが、残間さんから言われて初めて「確かにそういうリフォームって必要だな」と気付いたんです。

60代ってまだまだ元気なので、ついつい「贅沢なバスタイム」とでも言うのでしょうか、そういう方向に心も向かいがちですよね。ゆったりした浴槽とか、窓が大きいとか(笑)。

ただ、今惹かれるお風呂の機能と、10年後に必要になるお風呂の機能は違うかもしれない。そこを念頭に置かれながら、必要なリフォームをされればよいのかなと思います。

自分から業者さんに提案することも重要

それから、業者さんから「贅沢なバスタイム」方面のリフォーム提案ばかりがくる場合は、むしろNさんがご自分で、老後を見据えてのリフォームについて聞いてみるのも一つだと思います。

業者的には、「年寄り扱いされた」と後からクレームを受けるかもしれない・・・と考えて、そちらの方面については提案していない可能性もありますからね。

どんなお風呂が必要そうか、介護教室で学ぶのもアリ?!

では実際にどんなリフォームをするのがNさんにとって一番良いのか、ということなのですが・・・。

たとえば残間さんは、お母さんの介護が始まったときに「家族介護者教室」に参加されたそうなんですね。そこで入浴介護について学ばれて、お風呂にはどんな機能が付いていれば理想的か、色々研究するきっかけになったと。

そういう場に一度行かれてみて、自分のニーズについて考えてみるというのは、一つアリかもしれません。

余裕があるなら、お風呂だけでなく、全体のリフォームも考えてみて

色々考えてみましたが・・・。

北車線60度さんとNさん、共通して言えるのは、築25年の家だと、そろそろ全体のリフォームを考えたほうがいいかもしれない、ということです。

家って寿命が二つあるんですね。一つ目は家そのものの骨組み、躯体。おおよそ60年から、長いものだと100年以上持つこともあります。
もう一つは、それ以外の場所。いわゆる内装です。これは、おおよそ20〜30年で寿命を迎えます。

家のリフォームって、結構体力とお金を使いますよね。70、80歳で収入が少なくなってから、必要に駆られてリフォームをするとなると、それなりに大変です。
築25年で、ご自身にもそこそこ余裕がある段階で大規模な修繕を行えれば、本当はベストかな、と、個人的には思います。

そんなわけで今回は、家のメンテナンスについて考えてみました。
北車線60度さん、Nさん、お便りいただきありがとうございました。

お知らせ

パーソナリティの一人である大垣尚司さんが代表理事を務める「移住・住みかえ支援機構」(JTI)では、賃貸制度「マイホーム借上げ制度」を運用しています。

住まなくなった皆さまの家をJTIが借り上げて、賃貸として運用。
入居者がいない空室時でも、毎月賃料を受け取ることができます。
また、皆さまの大切な我が家をケアするパートナーとして、入居者トラブルにも責任を持って対応しています。

JTIは非営利の公的機関であり、運営には国の基金が設定されています。

カウンセリングやご相談は無料。資格を持ったスタッフが、皆さまの家についてしっかりとお話をうかがいます。

制度についての詳しい情報は、移住・住みかえ支援機構のサイトをご覧ください。

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