岸田総理も世襲議員。なぜ日本は世襲議員が多いのか?…伊藤惇夫氏が解説 10月7日「くにまるジャパン極」

岸田総理も世襲議員。なぜ日本は世襲議員が多いのか?…伊藤惇夫氏が解説 10月7日「くにまるジャパン極」

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岸田政権がスタートし、ここ数日、様々な番組で岸田政権の顔ぶれについてコメントしてきた政治アナリストの伊藤惇夫氏。曜日コメンテーターを務め、ホームグラウンドでもある「くにまるジャパン極」(文化放送)では、「もう顔ぶれについてコメントするのは飽き飽きした」ということで、10月7日の放送ではなぜ日本は世襲議員が多いのか?を解説した。

日本は2世3世の世襲議員が多い。今回、総理に就任した岸田文雄氏も世襲議員だ。
伊藤惇夫氏によると、歴代の総理を見てみても、橋本龍太郎氏以降、菅直人氏、野田佳彦氏、菅義偉氏以外は皆、世襲議員だという。
自民党の議員を見ても、小選挙区で当選した議員のうち33%が世襲議員。これは、世界的に見ても異常なことで、アメリカの場合、下院議員、上院議員の世襲議員の割合はそれぞれ5%程度だという。
一体、なぜ日本は世襲議員がこれほど多いのか? 伊藤惇夫氏は小選挙区制が関係しているという。

伊藤氏「小選挙区で当選するのは1人だけ。当選した議員からしたら、その選挙区は自分の領地。だから、殿様が亡くなると若殿様が跡を継ぐ。実際、そういうことが起きているんです。さらに領地内には殿様を支える後援会、支援団体などの家臣団がいる。殿様を若殿様にすげ替えることでその組織は維持できる。家臣団たちの利権、権力をそのまま維持できる。そういう力も働いているのだと思います」

しかし、誰を議員にするか選ぶのは有権者だ。なぜ有権者は世襲議員に投票するのか?

伊藤氏「有権者はやっぱり、馴染んだ名前、例えばお父さんが大丈夫だったから、息子も大丈夫だという安心感で投票してしまう。日本人は意外と世襲好きですよね。喜んで受け入れる傾向があるのだと私は思います」

ただ、一方で世襲議員が当選することで弊害もあるという。

伊藤氏「もちろん世襲議員の中には、優秀な人もいますが、中には首を傾げざるを得ない人もいる。これに加え、同じ地域で政治の志を持っていて自分の信じた道を歩もうとしている優秀な人の道を閉ざしてしまうことになるのです。政治の世界への優秀な人材の起用が阻害されるわけです」

10月31日には総選挙が行われる予定だが、今回の選挙で自民党は多くのベテランが引退し、その代わりに息子が出ることも多くなるという。
そうした中で、最後に伊藤氏はリスナーに「今、私が話したことを頭に入れて選挙に望んでほしい」とメッセージを送った。

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。伊藤惇夫氏はコメンテーターとして毎週木曜に登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
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くにまるジャパン 極

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月〜金 9:00~13:00

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人生ひとまわり。 2017年1月に還暦を迎えた野村邦丸が27年間在籍した文化放送を退職し、 フリーアナウンサーの道を歩み始めています。 これに合わせて大幅リニ…

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