新型コロナウイルスが、インフルエンザと同じような扱いになるのか?~10月7日 ニュースワイドSAKIDORI

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「ニュースサキドリ・後半」(午後4時2分~)では、新型コロナウイルスの治療薬の研究に携わっている、東北医科薬科大学薬学部教授の久下周佐氏に電話を繋ぎ、開発が急ピッチで進められている経口薬=飲み薬について話を聞いた。

厚生労働省が、アメリカの製薬大手メルクが開発中の新型コロナウイルスの軽症患者・中等症患者向けの経口薬『モルヌピラビル』を早ければ年内にも特例承認し、調達する方向でメルクと協議に入ったことを受けて、番組ではその開発の現状に迫った。まず、気になったのが、その効果。久下教授は10月1日に発表された、臨床試験の中間報告から、入院する前の新型コロナウイルスの患者に『モルヌピラビル』と偽薬をランダムに投与し、症状を比べると、偽薬を投与された患者のうち14.1%が入院、その後亡くなっている一方で、『モルヌピラビル』を投与した患者の入院は7.3%に留まり、亡くなった方はいなかったと説明した。また、『モルヌピラビル』は偽薬に比べると、入院と死亡のリスクを約50%防ぐことが出来るという結果が出たのだという。

では、日本で特例承認され、処方される見通しについてはどうか?アメリカで最終報告を経て、特例承認された後に、日本で申請されることになるとした上で、「20日程度で承認に至るのではと期待している」と述べた。

一方、『モルヌピラビル』の処方が始まると、新型コロナウイルスは季節性のインフルエンザと同じような扱いになるのか?このことについて、久下教授は、感染症という法律の面で新型コロナウイルスが5類(※)の感染症になるかどうかは別の問題だとした上で、「まず熱などの症状が出た際にクリニックに行き、診察後、抗原検査を受けて、陽性か陰性かの判断が出る。陽性の判断で薬が処方されるとそれを持ち帰って飲んで治療できるということは、インフルエンザと同じような治療方法になっていくと予想する」とした。

感染の初期段階において投与され、重症化と感染拡大を未然に防ぐことになる、経口薬=飲み薬の早期の承認、そして処方に期待を寄せる声は多い。

※感染症の分類において、『季節性インフルエンザ』は5類。国が感染症発生動向調査を行い、その結果に基づき必要な情報を国民や医療関係者などに提供・公開していくことによって、発生・拡大を防止すべき感染症

『斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI』は平日午後3時30分~5時50分、文化放送(AM1134KHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。
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