峯岸みなみインタビュー「今、ここから、 カラフルに」

峯岸みなみインタビュー「今、ここから、 カラフルに」

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「常識を疑うことで、モノトーンな毎日を彩りのあるものに」をコンセプトに、この秋スタートした夜ワイド『カラフルオセロ』
今回は、水曜パーソナリティを担当する峯岸みなみさんにお話をうかがいました。

※こちらは文化放送の月刊フリーマガジン「フクミミ」2021年11月号に掲載されたインタビューです。

目次

  1. 「ラジオごっこ」を楽しむ感覚で
  2. リスナーの新しい出会いの 架け橋になれるように
  3. 日々の生活をカラフルに彩るコツ
  4. この記事の番組情報

「ラジオごっこ」を楽しむ感覚で

─ 番組がスタートしてからの感触はいかがですか?

峯岸 ラジオはAKB48の頃からいろいろな番組に出演させてもらいましたが、一人で2 時間の生放送を担当するのは初めてのことなので、初回は特に緊張しました。反省点もたくさんありますけど、楽しく出演させていただいています。

─ 聴いている側としては、初回からすごく落ち着いたトークをなさっている印象があります。

峯岸 芸歴だけは長いので、そのおかげかもしれません(笑)。あとは、AKB48の歴代・現役メンバーがラジオで活躍していることもあって、参考にさせてもらいました。放送中、ニュース枠を担当するアナウンサーさんに「お願いします」と引き継ぐときには、たかみな(高橋みなみさん)を意識して少ししっとりした口調で喋ってみたり( 笑)。自分の中で、ラジオってこんな感じかなという「ラジオごっこ」をしながら楽しんでいる部分もあるのかもしれません。

─ 番組からの出演オファーが来たときは、どのような心境でしたか?

峯岸 レギュラーの番組を毎週任せてもらえるというのは、自分が今まで頑張ってきたことを認めてもらえた気がして、すごくうれしかったですね。実は人見知りで、馴染みのある人と一緒のほうが素が出せるタイプの人間なので、レギュラーで毎週同じスタッフさんと顔を合わせることで、どんどん素が出せるようになるんじゃないかなと思っています。
 特にラジオは映像と違って表情がわからない分、声で感情がダイレクトに伝わるメディアだと思うので、毎週聴いていただく中で、私の弱いところやネガティブなところも、そのまま電波に乗せて、「あ、峯岸ってこういう人なんだ」という部分も知ってもらえるきっかけになればいいなと思っています。

リスナーの新しい出会いの 架け橋になれるように

─ 峯岸さんにとってラジオはどんなイメージがありますか?

峯岸 若い頃はラジオの魅力をそんなにわかっていなかった部分がありました。でも、長く愛されている芸人さんやタレントさんって、ラジオでファンの方との絆を育んでいる方がすごく多いんだなと、最近になって気が付きました。やっぱり毎週、決まった時間、同じ場所にみんなで集まる。そして、テレビでエピソードトークとして話すには躊躇してしまうような小さな話題でも、ラジオだったらふとしたタイミングで自然に話せる。こういうところがきっとリスナーさんとの距離感を縮めてくれるんだろうなと感じています。
 実際、この番組を始めてみたら、自分の居場所が一つ増えたような感覚があります。毎週水曜日がリスナーの皆さんが楽しみに待っていてくれる習慣になる。この番組がそんな場所になれればいいなと思っています。

─ 今後の番組でやってみたいことはありますか?

峯岸 やっぱり人と話すことが好きなので、いろいろな方をゲストでお呼びできたらいいなと思います。AKB48 のメンバーはもちろん、私が好きなバンドの皆さんにもお会いしてみたいです。例えばですが、文化放送のオンエアで初めて楽曲に出会えた back number(バックナンバー)さんがゲストで来てくれたらうれしいです。ラジオを通じて私がback numberさんという存在に出会えたように、この番組もアーティストさんとリスナーの皆さんとの新しい出会いの架け橋になれるように頑張っていきたいです。

日々の生活をカラフルに彩るコツ

─ 番組では「常識を疑うことで、モノトーンな毎日を彩りのあるものに」をコンセプトに掲げていますが、峯岸さんご自身が「カラフル」になる瞬間を教えてください。

峯岸 今は特に、コロナ禍でお出かけする機会が減りました。そうすると結構すっぴんで出かけたり、ファッションに気を遣わずダラッとした格好で一日を終えてしまうことも多くて(笑)。だから、たまに新しい洋服を着て、ちょっとメイクをして、少し散歩に出かけるだけで、カラフルで充実した一日を送ったような気分になります。もちろん楽な格好をすることは悪いことではないと思うんですけど、たまには自分を最高に仕上げて、モチベーションを上げる時間も必要だなってすごく思いました。
 あとは、体を動かすことの大切さですね。パーソナルジムに通っているんですけど、正直、行くのが面倒くさくなることもあります(笑)。でも、「予約しちゃったし、仕方ないな…」と思いながら行ってみると、すごくすっきりするんです。運動すると脳内物質が出るっていいますけど、気分も晴れるし、嫌々ながら行ったとしても帰りに後悔したことがないんですよね。汗をかくだけで心も体もこんなに元気になるんだっていうのは、最近実感しています。

─ 体からアプローチすれば、気持ちも動いてくれるということですよね。

峯岸 そうですね。30 分歩いたりするだけでも結構すっきりするんです。「最近なんか気分が落ちるな…」と思ったら、軽くでも体を動かすということを心がけています。

─ では最後に、今後に向けたメッセージをいただければと思います。

峯岸 せっかく毎週、皆さんと時間を共有できる場所をいただいたので、今後の長い芸能人生を振り返ったときに、「『カラフルオセロ』で好きになりました」「『カラフルオセロ』で知りました」と言っていただけるような、楽しくて魅力的な番組にできたらいいなと思っています。自分にとっても、日々の発見や感じたことを大事にとっておいて、この番組が皆さんに共有できるホームのような場所になると思うので、毎日を丁寧に生きたいです。

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