唯一無二の音楽家 “細野晴臣” 集大成のライブ・ドキュメンタリー映画が11/12(金)から公開

唯一無二の音楽家 “細野晴臣” 集大成のライブ・ドキュメンタリー映画が11/12(金)から公開

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文化放送「ニュースワイドSAKIDORI!」で毎週月曜日にお送りしているコーナー「サキドリ最前線」。8日(月)の放送では、吉田愛梨レポーターが、細野晴臣のアメリカ初のソロライブを振り返るドキュメンタリー映画「SAYONARA AMERICA」をご紹介。
▼佐渡岳利監督

コロナ禍で外出する時はマスクをすることが当たり前。そして、コンサートや映画、舞台や落語など、様々なエンタテインメントをオンラインで楽しむことに違和感がなくなってきたように思う。
映画「SAYONARA AMERICA」は、自由を制限されてしまう今だからこそ、外出にマスクが必要なかった世界を偲んで、パンデミック前の2019年に行われた細野晴臣にとって初めてのアメリカ・ニューヨークとロサンゼルスでのソロライブ「HARUOMI HOSONO CONCERTS IN USA」の映像をメインに、細野の直近のトークを交えて作られた。

映画の冒頭で細野がこう語る。
「久しぶりにギターを持った もう2年も触ってなかったなぁ
音楽を楽しむという気力が失せてしまったのは予想外
それどころか、日1日を無事に生きていることで精いっぱい
もうそういう日々が2年も続いている
髪も伸びてしまった
あのニューヨークとロサンゼルスでやったライブはまるで別世界の出来事のように思える
もうブギウギのようなアメリカの古い音楽は一旦停止なのかもしれない
自由世界の停止ということだ
突然現れたウイルス
このパンデミックは世界的なオペラのように感じる
演出家は誰なんだろう
自由が制限されて、全体主義に進んでいるのが怖い
ウィルスも怖いけど、人間も怖いね
でも僕は、自由が好きだ
だから街をあてどなく歩き、車を走らせ様子を見届けている
意識していなくても、みんなこの孤独に苛まれている 僕も孤独だ
さよならアメリカ さよならニッポン こんなことが続くはずないよな」

映画のタイトルとなった曲は、日本語ロックを生み出した伝説のバンド「はっぴいえんど」最後のアルバムのラストを飾る曲だ。


細野晴臣といえば、その「はっぴいえんど」、テクノミュージックで世界を席巻した「イエローマジックオーケストラ」、更に、近年では、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「万引家族」のサウンドトラックを手掛けるなど、日本の音楽界を代表する牽引してきたミュージシャンだが、そんな細野でさえも、新型コロナウイルス禍で孤独を感じているというのだ。

しかし、この映画を観た後には悲壮感がある残るわけではない。アメリカの熱狂的なファンが細野の音楽に酔いしれ、会場が一体がとなる幸福感に包まれているライブ映像を観ているうちに、自分もその中の観客なのだと錯覚するほど、楽しい気持ちで胸がいっぱいになる。
アメリカの舞台で、自由にギターを奏でて歌う細野の今の思いを聞くと、何故か勇気が湧いてくると同時に、同じ空間で音楽を楽しめる日が待ち遠しくなるだろう。

『斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI』は平日午後3時30分~5時50分、文化放送(AM1134KHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。
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