武田砂鉄「岸田総理がアピールする『新しい』自民党の表面をはがすと、これまでグツグツ煮こまれてれていたものがそのまま残っている」―11月16日大竹まことゴールデンラジオ

武田砂鉄「岸田総理がアピールする『新しい』自民党の表面をはがすと、これまでグツグツ煮こまれてれていたものがそのまま残っている」―11月16日大竹まことゴールデンラジオ

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11月16日(火)大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)にフリーライターの武田砂鉄氏が出演し、岸田総理大臣の見解が総裁選から今までの短期間でグラついていると非難。岸田総理がアピールする新しい自民党というイメージが表面的であるとと指摘した。

武田氏は先週101代目首相に任命された岸田総理が記者会見で「党是である憲法改正を進めるため、党内の体制を強化する」と発言したこと、また自民党の茂木幹事長が「迅速に改憲議論を進め、緊急時に政府の権限を強化する緊急事態条項の創設を最優先でやりたい。コロナ禍を考えると緊急事態への切迫感が高まっている」と述べたことを紹介。これらについて「遅い経済対策の裏で憲法改正の議論が割と進んでいる」と指摘した武田氏は「コロナを何とか憲法改正に紐づけできないか、という流れに戻り始めている。もともと改憲には慎重なはずだった岸田総理も、この数か月で党内の保守派に配慮している。憲法経験に積極的、という言葉を吐き出すようにしている」と考察を重ねた。

また、武田氏は総裁選から自民党内で存在感を増している高市早苗氏について、最新の月刊誌内で「子どもたちをしっかりしつけ、先人への感謝を忘れずによき精神文化を踏襲すれば我が国が直面する多くの問題が解決するはずだと確信している」と語っていることを紹介し、「今回の衆院選でこれまでより男女格差や性的マイノリティの方の権利の問題が議論されたのに、そういう流れを無くして旧来の形に戻そうとする動きが強いと思えてくる」と危惧した。

そして「総裁選の岸田さん、総選挙の岸田さん、選挙後の岸田さんで見解がガチャガチャしている。自民党を新しくなったぞ、というイメージがあるかもしれないが、表面をはがして中を見てみると、これまでグツグツ煮込まれてきたものがそのまま残されている。」と表現した。パートナーのタレントはるな愛が「多様性とか、ジェンダーとか言葉だけが独り歩きして実態に追いついてない感じがする」と言うと武田氏は「言うだけなら誰でもできますよね」とバッサリと言い捨てていた。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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