オミクロン株の水際対策、漁業に与える影響は?~12月3日(金)斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!

オミクロン株の水際対策、漁業に与える影響は?~12月3日(金)斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!

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新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が世界各地で感染拡大していることを受けて、政府は全ての国や地域を対象に、外国人の新規入国を原則停止とした。この入国禁止措置は海外からの技能実習生を受け入れている現場にどのような影響を与えているのか。文化放送「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI」のメイン・コーナー「ニュースサキドリ」では、インドネシアからの技能実習生を受け入れている石川県漁業協同組合小木支所の参事、白坂武雄さんに電話を繋いだ。

石川県能登町小木港は日本有数のスルメイカの水揚げで知られているが、石川県漁業協同組合小木支所では何人の技能実習生が、どのような仕事をしているのか?

―現在42名の実習生を受け入れている。実習生は中型イカ釣り船に40~50日間乗り組み、スルメイカの冷凍、箱詰め、荷揚げ作業等を行っている。現在6年目の実習生がいるが、日常会話だけでなく漁業の専門用語も理解しているので、乗組員として欠かせない存在になっている。実習生は特定技能制度を利用すればトータルで10年間働く事が出来る。

 

技能実習生が入国出来ない事態が続くと、どのような影響が出てくるのか?

―新型コロナの影響は昨年から出ている。今年は4月に予定していた24名が入国出来なかった為、漁船一艘当たりの乗組員の数が少なくなり、乗組員の負担が増えている。来年、法律的に一時帰国しなければならない実習生が18名いるが、その実習生が入国出来ないとなると、乗組員不足で操業出来ない船が出てくる可能性がある。

 

現在日本で働いている外国人は170万人以上。中でも日本で働きながら様々な技能を身につける技能実習生は40万人以上に上り、農業、漁業、建設業、製造業など様々な現場で、なくてはならない戦力となっている。

 

旬のニュースをジャーリスティックな視点で掘り下げる文化放送「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI」は月~金 午後3時半~5時50分に放送中。

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