オミクロン濃厚接触者、「外に出られないことが一番辛い」 ~12月27日ニュースワイドSAKIDORI!

オミクロン濃厚接触者、「外に出られないことが一番辛い」 ~12月27日ニュースワイドSAKIDORI!

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オミクロン株感染者の濃厚接触者として隔離生活中のスポーツジャーナリスト・
了戒美子氏が「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!」で隔離生活の実態を語った。

新型コロナウイルスの変異株、オミクロン株のいわゆる市中感染とみられる
ケースが相次いでいる。
これまでに東京、大阪、京都、福岡、愛知、広島の6つの都府県で確認され、
濃厚接触者も急増。年末年始を控え寒波が到来する中、オミクロン株の感染拡大を
防ぐことが急務となっている。

先週ドイツから帰国したものの、同じ飛行機にオミクロン株感染者が乗っていた
ことが判明し濃厚接触者扱いとなり、現在、都内ホテルで隔離生活を送っている
スポーツジャーナリストの了戒美子氏が電話で生出演し、今の状況を語った。


「ドイツを出国する前日にPCR検査を受けた。日本以外の国に行く人は普通の
PCR検査だけで69ユーロ。喉の奥に綿棒のような物を突っ込まれ、3時間で
結果が出る。しかし日本行きの人に対しては、普通のPCR検査だけでなく、
口の中にスポンジのようなものを入れて唾液を取る検査が加わって99ユーロ、
日本円で1万3000円程度かかる。日本の水際対策は厳しいように見えた。
検査の結果は陰性で、そのまま飛行機に乗って帰国。その後到着した空港で書類や
誓約書を提出、検査を行い、その後、借り上げたホテルの隔離施設に入った。
その後、保健所から『オミクロン株の感染者らしき人が同乗していた。
濃厚接触者の可能性が高い』という連絡が。このため隔離期間が延び、合わせて
14日間の隔離となった」と経緯を説明した。

続いて隔離施設での生活について、了戒氏は、
「私の入っている隔離施設は普通のビジネスホテルで、出張などで利用するなら
清潔で何の問題もない。しかし部屋がすごく狭く11平米しかない上に、ベッドが
140センチ幅のダブルベッドのため、部屋の中で歩くのに苦労する。
部屋から一歩も出られないので、まさに閉じ込められている感じ。それでもまだ
窓が開くだけいい方で、別のホテルに隔離されている友人と連絡を取ったところ、
友人の部屋の窓は開かないとのこと。宿泊費は無料なので文句は言えないが、
ここに長くいるとメンタルがやられてしまう気がする。また掃除をしてもらえない
ので、動き回ると埃が立ってしまう気がして動くのが億劫になってしまう」。

健康チェックはどのように行われているのか。了戒氏によると、例えば朝の検温の
結果を2種類のアプリで報告。その他、スマホにインストールしたMySOSという
アプリに、AIによる確認のビデオ電話が1日に数回かかってくるが、これに
対しては黙ってスマホを30秒ほど見ているだけで良いとのこと。また位置確認の
ために1日に数回、スマホのアプリをタップしなければならない。

食事は3食とも弁当。
「食事代は無料なので文句を言えないが、毎回ほぼ同じ内容なので正直辛い」。
「何より外に一歩も出られないのが一番辛い」と訴えた。

増加の一途をたどる濃厚接触者。宿泊待機施設の確保に窮する自治体もあるため、
政府は濃厚接触者対応の運用見直しを発表した。
今後は、感染者の前後2列を含めた計5列の同乗客と、家族などの同行者が
対象となる。
また、現在入国時の検査で新型コロナ陽性が確認された人の8割がオミクロン株と
みられることから、厚生労働省は今後、入国時の陽性者はすべてオミクロン株と
みなし、濃厚接触者の特定を急ぐ方針だ。

『斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI』は平日午後3時30分~5時50分、文化放送(AM1134KHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。
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