斉藤由貴の心を救った言葉は音楽P武部聡志の「究極の??」~12月15日「くにまるジャパン極」

斉藤由貴の心を救った言葉は音楽P武部聡志の「究極の??」~12月15日「くにまるジャパン極」

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2021年2月21日にデビュー35周年記念のセルフカバーアルバム『水響曲』を発表し、12月24日にはBlu-ray「35th anniversary concert『THANKSGIVING』」を発売する斉藤由貴さんが12月15日の「くにまるジャパン極(文化放送)」に登場。歌手の斉藤由貴さんが、作詞家・松本隆さんや音楽プロデューサー武部聡志さんとのエピソードを語った。

今年の斉藤由貴さんは、久しぶりに歌手活動に力を入れた1年だったそうで…

斉藤由貴「35周年記念のコンサートっていうのは、去年から今年にかけてやって。今年は春に『水響曲』っていうセルフカバーアルバムを出したので。アイドル歌手から離れてだいぶ月日が経ちますけど、歌の活動が今年はことのほか多かったです。自分でも不思議なくらい」

セルフカバーアルバム『水響曲』から「卒業」を聴いて

野村邦丸「これ、いまの斉藤由貴さんなんですよね。少女時代の斉藤由貴さんと変わんないですよね」

斉藤「えぇ、そんなことないですよ。もう三十数年経ってるんだから」

西川文野アナ「私も本当に大好きな曲で、『卒業式で泣かないと冷たい人と言われそう』っていう、この松本隆さんの衝撃的な表現を一番初めに聞かれたときは、どう思われたんですか?」

斉藤「これのレコーディングのときには、松本隆さんとまだお会いしてないんですね。松本さんが、渋谷駅の大きな駅広告の看板で私を見て、“この女の子はこんな感じの世界観が合うだろうな”と思って“卒業式で泣かない女の子”ができたらしいです。喋ったこともないのに不思議ですよね」

西川「この歌詞を見て、“あっ、そういうこともあるよな~”って共感されましたか?」

斉藤「特にその時代のアイドル歌手は、“こういうイメージ”とか最初から規格に当てはめるきらいがあったんですね。だけどわたしは、そういうものにハマらないところがあって。松本さんはそういうところを感じてくださったんだと思うし、この歌詞を頂いたときに“わたし、こんな冷めてないわ”とか“こんな感じじゃないわ”とか全然なかったです」

邦丸「セルフカバーアルバム『水響曲』をプロデュースしているのは、武部聡志さん。ご存じ日本を代表する名プロデューサーでらっしゃいますけど。デビュー当時の音作りとまったく違うじゃないですか。アコースティックでシンプルになって。シンプルってのは歌い手の力が試されるじゃないですか。その辺の怖さはどうですか?」

斉藤「試されてもね、無い袖は振れないわけですね。“歌手として一本でやって来ました”って人では無いわけです。だから音がシンプルになるってことは、歌い手の粗とか弱さとか、はっきり言ってしまえば年齢と共に劣化してきている部分も見えてしまう。でもすべてひっくるめて、“これが今のわたしの歌ですよ”っていうのを、武部さんもわたしも承知の上で表現したいのが、これくらいの感じだったんだと思います」

今週は「私の心を救ってくれたあの一言スペシャル」。斉藤由貴さんの人生で、心を救ってくれた一言とは?

斉藤「武部聡志さんが私を評して言うときに、“由貴ちゃんの歌声は究極の不安定”ってよく言うんですね。それは、悪いっていう意味ではなくて、それが味で、それがわたしの歌の世界で。自分でも歌が上手な人じゃないっていう自覚があるんですけど、“これが由貴ちゃんなんだから良いんだ”ってよく言ってくれて。だから、心を救ってくれた一言は“究極の不安定”でいきたいと思います」

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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