吉崎達彦氏「どうなる2022年!続・来年の日本の経済を予測」~12月28日「くにまるジャパン極」

吉崎達彦氏「どうなる2022年!続・来年の日本の経済を予測」~12月28日「くにまるジャパン極」

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火曜日の「深読みジャパン」は、エコノミストの吉崎達彦氏が「2022年の日本の経済を予測!」と題して、様々な角度から来年の経済を予測してきたが、2021年最後となる12月28日の「くにまるジャパン極」(文化放送)では、その後編として2022年の日本の経済がどうなっていくのかを予測した。

まずは、12月24日に吉崎氏が出席した、財務省の予算説明会についてのお話から。

吉崎「コロナ禍の予算説明会、2年目なんですが去年はリモートだったんです。今年は『リアルで出たい』と言ったら、リアルの出席者は10人ちょっとだったかな?席をちゃんと用意して貰って行って来たんですけど、まず、今までとの決定的な違いは資料が『ペーパーレス』なところです。A4が2枚だけで、後はパソコンで財務省のホームページを見てくださいって感じですけど、昔はショッピングバッグいっぱいぐらいの『お土産』を貰って帰ったっていう……そんなのどうやって読むんだよって話ですが、資料がペーパーレスになったのが一番の変化です」

吉崎氏が今回の予算説明会で面白いと思った点は?

吉崎「例えば7.7兆円の税収増を見込んで、過去最高の65兆2350億円の歳入と。ちょっと聞いたんですよ、『何でこんなに税収が伸びてるんですか?』と。そしたら答えは『令和2年度の企業決算がものすごく良かったから、法人税収が多かった』。これってコロナ禍の決算としては凄くないですか?確かに結構良かった企業は多いんですよ。それは輸出の伸びもあったし、あとは巣ごもり需要……これはアメリカ経済にも見られる話なんですけど、これが結構大きかったんです。で、法人税だけじゃなくて所得税、相続税なんかもやっぱり伸びたっていう説明でした」

さらに吉崎氏はこんなお話も……。

吉崎氏「2022年度の予算を組むにあたって『経済見通し』というのを作るわけですが、これが3.2%成長になります。これはIMF(国際通貨基金)が出している『日本経済の成長率見通し』も3.2%ですから、その位いいのが当たり前。だってコロナで大変だったから」

邦丸アナ「落ち込んでたのが今度は上に上がって来るのは当たり前だけど、3.2%ってのはどうなんですか?」

吉崎「3.2%成長なんて久しぶりですよね。しかもこれ、政府見通しもそうなんですが、21年度、つまり来年の3月末までの成長率も前年比で2.1%増ですから、2パー3パー連続で来るっていうのは、相当景気は良くなるってことですね」

この他にも、国の借金となる国債の新規発行額が前年比で減った件など、今年最後の放送で希望が持てるお話がいくつも飛び出した火曜日の「深読みジャパン」。吉崎氏の予測通り、我々の懐も温かくなるような2022年を期待したいところだ。

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。吉崎達彦氏はコメンテーターとして毎週火曜に登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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