伊藤万理華「2021年を一言でいうと『松本壮史』」、初主演映画「サマーフィルムにのって」、初主演ドラマ「お耳に合いましたら。」を振り返る

伊藤万理華「2021年を一言でいうと『松本壮史』」、初主演映画「サマーフィルムにのって」、初主演ドラマ「お耳に合いましたら。」を振り返る

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俳優・アーティストの伊藤万理華が12月28日(火)に文化放送で放送されたラジオ番組「伊藤万理華 my cue to run!」に出演し、初主演映画、初主演ドラマが公開、放送されるなど、俳優として飛躍の「きっかけ」になった2021年を振り返った。

−「ものづくりをする女の子を与えられて、すごい嬉しかった」

早速、話題は伊藤が主演した映画「サマーフィルムにのって」に。この映画は監督・松本壮史、脚本・三浦直之(ロロ)によるオリジナル作品で、時代劇オタクの女子高生がタイムトラベラーの少年と出会い、彼を武士役にした時代劇を制作しようと奔走する姿を描いた作品だ。伊藤は、「ものづくりをする女の子だったり、何かに熱中している女の子(の役)を与えられたのがすごい嬉しかった。(自分も共通して)何かを作ることだったり、話したら止まらなくなることがあるから、自然と体つきとか動きとか表情に出て、すごい活き活きと出来た気がします」と主人公・ハダシを演じた感想を語った。

この映画の撮影は2020年に行われ、一度春先に撮影に入ったものの、3ヶ月もの間、中断を余儀なくされたそうだ。「自分にはこれしかないと思っていた」というほど思い入れが強かったため、伊藤も頭が真っ白になったという。ただ、撮影再開後は「キャストのみんなと元に戻れるかっていう不安はあったけど、3ヶ月ぶりに会った時は自然と同じテンションでいられて、でも、意識してもう1回話そうと臨んだら、もっと熱量が高まって、最後のシーンまで持っていくことが出来た気がします」と、チームのさらなる結束が生まれたようだ。

そんな苦労が報われるように、この映画は公開後、大きな反響を呼び、ついに、伊藤は、第13回TAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞した。「全然想像してなくて、ここまで広がったことが嬉しいし、何より『映画を作る映画』が名誉ある映画賞の審査員にも刺さったことが嬉しかったです。映画賞はきっと映画を無くさないためにという想いで作っていると思うし、『サマーフィルムにのって』も映画が未来から無くならないために、これからも作りづづけるためにと思って作っていたものだったので」と受賞を喜んだ。

−「ドラマは、自分のアイデアも一緒に積み上げて作り上げることが出来る」

次の話題は、初主演テレビドラマ「お耳に合いましたら。」へ。この作品は、チェーン店グルメ・通称“チェンメシ”を愛する主人公が、あるきっかけからポッドキャスト番組を始めていくパーソナリティ成長記だ。このドラマで、伊藤は様々な「縁」があったようだ。「メインの監督が松本(壮史)さんで、2021年を一言で言うとマジで『松本壮史』」、さらに「初日の美術セット、この雰囲気、何か見たことあるなと思ったら、実は美術スタッフの1人が過去にグループ時代のショートフィルムでお世話になった美術さんでした」と以前一緒に仕事をしたスタッフと再会したそうで、「地上波のドラマで再会出来ることの感動がすごくて、(ドラマ撮影が)不安だったけど大丈夫だって思えて、そこから皆さんと一緒に作り上げることが出来た気がしました」と語った。

また、このドラマを通して、映画の作品作りとの違いも感じたという。伊藤は自分から様々なアイデアを提案し、採用されたりもしたそうだ。ドラマのエンディングでの伊藤のダンスは、ポスター撮影の時の松本監督からのダンスの提案に、伊藤が振付師を逆提案する形で実現していったそうだ。さらにドラマ後半にかけては、「第6話のゲストの桜井玲香ちゃんだけエンディングで踊る予定だったんですけど、第7話以降も、私がノリで出てくださいよとか、キャストの方も出たいって言ってくれて、出来上がっていた」と、「映画は元々決まっているもので全体が動くけど、ドラマは期間が長いから、意外と、自分のアイデアも一緒に積み上げて作り上げることが出来るんだ」と話した。

−来年は「今年出会った友達と本を作りたい」

番組後半では、「伊藤万理華の取説BOXトーク」という、リスナーに伊藤を知ってもらうため、事前に用意された様々なテーマを「きっかけ」にトークするというコーナーを実施。「友達」というテーマで、伊藤は「今年、友達が出来ました」と答えた。伊藤にとって「友達って、遊びに行こうよ、というより、一緒にものづくりをしたい人」で、早速一緒にシルクスクリーンでTシャツ作りなどをしたそうだ。クリエイティブな伊藤ならではエピソードであった。

番組終盤ではリスナーメッセージを紹介。伊藤の声が心地良いというリスナーに対して、伊藤は「『お耳』から声良いですねって言われるようになったかな。別の作品の撮影でもメイクさんに『声が特徴的だよね』って言われて、意外と自分の声って目立つ方なんだって思って、この声を活かせるお仕事もね」と嬉しそうに答えた。また、来年やりたいことを聞かれると「今年出会ったお友達と雑誌、本を出すことです」と力強く宣言。「それぞれの得意分野で、ファッションシューティングもするし、コラムだったり、お悩み相談だったり、自分とコラボするから出来る面白いページをジャンルレスに」と野望を語った。

「話せば話すほど、もっと言いたいことがあった」という伊藤、自身でも「ラジオ、向いているんじゃないか」と言うほど楽しんでいたようだ。「誰かと対談したい」と次なる構想も飛び出していた。ぜひ次回の放送があることを楽しみにしたい。

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