名護市長選結果を大谷昭宏分析「基地論争疲れがあるのでは?」~1月24日「くにまるジャパン極」

名護市長選結果を大谷昭宏分析「基地論争疲れがあるのでは?」~1月24日「くにまるジャパン極」

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沖縄県宜野湾市にあるアメリカ軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設が主な争点となった名護市長選挙は、移設を推進する岸田政権が支援し、自民党と公明党が推薦する現職の渡具知武豊氏が2回目の当選を果たした。1月24日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)で、このニュースを取り上げ、ジャーナリストの大谷昭宏​氏は市民の“基地論争疲れ”を危惧した。

大谷「このコロナの中で、米軍から染み出た感染ということで沖縄は真っ先にオミクロンで苦労なさった。そういう中での市長選ですので、やっぱり基地が来ればこういうことになるだろうという基地反対派の流れが出来ているのかと思ったら、全く逆の流れになりましたので、非常に沖縄は複雑なものを抱えているんだなという気がするんですね」

そして、大谷氏は今回の選挙で市民の中に”基地論争疲れ”があるのでは?と指摘する。

大谷「およそ5000票の大差が付いたと言いながら、投票率は過去最低ということからすると、基地論争疲れなのかな?という感じもする。名護市はおよそ50年くらいの歴史があって、そのうち半分は基地論争を繰り返してきている。逆にそのことは、置いておいて違う話をしようという流れになってきているのかな?」

野村邦丸アナ「私も取材で何度か沖縄に行ってますけど、そういう空気ありますね」

大谷「しかし、”もうその話やめようよ”というのを誰が一番喜ぶのか。”それで良いんだよ”と言うのは国だと思うんですよ。本当にそれで良いんだろうか。もちろん誰だって争いごとは避けたいし、その中に身を投じたいとは思いません。でも話をやめたとしたら、後々どんな影響を与えるかわからない。それは、後世になって私たちにもある程度の責任があると思うんですね。だとすると、この話やめちゃって良いんだろうか?ということを問いかけていかなきゃいけないと思うんですね」

邦丸「問いかけ続けなきゃいけないというのは、非常に気力、体力が必要なんですけどこれがなくなっちゃったら、ほら見たことか!とかならないようにしたいですね」

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。大谷昭宏氏は月曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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