村上信五くんと経済クン「47都道府県の経済をクイズ形式でお勉強！」

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【「地図でスッと頭に入る47都道府県」とは？】

昭文社が出している「地図でスッと頭に入るシリーズ」国内地理編の最新刊。歴史と地理に着目して、複雑な歴史経緯や地理的な特徴を地図や図解でスッと頭に入るように整理した本。地図だけでなく、イラストや図表もふんだんに入れ、全体的に読みやすくわかりやすいように作られている。

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【これまでにどんなシリーズがあった？】

歴史編13点、地理編4点の計17点出している。歴史編は世界史、日本史、古代から近現代まで各時代ごとに出している。地理編は、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、日本編の４点。

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【読者層は？】

想定しているターゲットは、中高生、就活生、新しい土地で働き始めた社会人。そのほか、地理好き、歴史好きの人にも満足してもらいたいと思って作っている。

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【ヒットの要因は？】

コロナ禍で旅行にも行けない中、おうち時間を知的好奇心で満たすのにちょうどよい分量だったと思う。また地理編に関しては、今年の春から高校で地理が必修となるので、入門編として需要があったのだと思う。またアメリカ編は大統領選の最中である2020年9月に出版したが、今でも売れている。

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【昭文社・広報の竹内さんが出題！47都道府県クイズ】

➀日本には97の空港がある。では、１番空港があるのはどこの都道府県？

→正解：北海道（14空港）

面積が大きいから。ちなみに、離島が多いため２位が13の沖縄。３位が鹿児島で８空港。

➁47都道府県の中で社長を一番輩出しているのはどこ？（※人口100人あたりのデータ）

→正解：福井県

会社の数が多いのは都市部だが、社長の人数が多いのは地方。地場の産業がしっかり発展していて独自の企業がたくさんあるため。福井県は眼鏡のフレームや刃物・繊維など地元独自の企業が多い。

➂文化庁の調査では古墳は日本全国におよそ14万あるという。では日本で一番、古墳・横穴があるのはどこ？

→正解：兵庫県

古墳や横穴は西日本に多くなっており、特に兵庫県は６世紀の古墳時代の後半に群集墳という小さな古墳がたくさん作られるようになったため。

➃47都道府県のうち教育費を一番かけているのはどこ？（※県庁所在地の１ヵ月あたりの教育関係費）

→正解：埼玉県

東京が近くにあり、進学先として東京に有名な大学が集中しているため。仕送り代や定期代が含まれるため、東京の周辺で教育費が高くなっている。

➄家計調査によると、全国の県庁所在地による貯蓄額のランキング１位は東京…ですが、２位はどこ？

→正解：長野県

地形によるところが大きい。山に囲まれているため、昔はなかなか他県に商売に出ていくこともできず、田んぼも作りにくかったと考えられる。産業がなかなか発展しにくい土地柄だったことから、なるべく貯蓄に回していこうという堅実な県民性が育まれたのでは。

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ページをめくって眺めているだけで楽しい本でした！なかなか旅行に行けない今だからこそ、旅行気分を味わいながら楽しく各地のことを学べると思います。他のシリーズも読んでみたいなと思いました！そして次回からは、北京オリンピックから帰って来られた村上さんとお届けします！北京でのお話も色々伺えればと思いますので、ぜひお聴きください！

坂口愛美