外貨使用制限下のロシア デフォルト必至? 国債利払いはできるのか

外貨使用制限下のロシア デフォルト必至? 国債利払いはできるのか

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3月16日放送の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーターの経済アナリスト、森永康平氏と番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、ロシア国債のデフォルトの可能性について語り合う場面があった。

ロシア国債、きょう利払い期限迎え……

ロシア国債がデフォルト(債務不履行)に陥る懸念が高まっている。ロシア政府は3月16日、1億1700万ドル(約138億円)ものドル建てロシア国債の利払いを迎えるが、欧米日による経済制裁でドルなど外貨使用が制限されるなか、約束どおりの利払いができない恐れがある。

デフォルト回避策として、ロシア政府は自国通貨ルーブルでの支払いを検討するものの、国債を保有する投資家が応じなければ、一気にデフォルトとみなされる可能性がある。

ロシア政府が16日に利払いできない場合、30日間の支払い猶予期間を経たうえでデフォルトが認定される見通し。ルーブルで支払いが行われた場合でも、格付け会社などがデフォルトとみなす恐れがある。

このデフォルトの可能性について、森永氏は「ドル建てなのでロシアが自分で刷れる通貨ではない。外貨資産を止められたり銀行が抑えられたりしているので、手持ちでどれだけ返済できるかという話ですね。それが足りないためルーブルで支払い、債権者がそれを受け取るか受け取らないかという話になります。仮に債権者がルーブルでも良いと受け取ったとしても、それは当事者間のやりとりであって格付け機関としてはダメでしょということでデフォルト扱いをすると思います」と分析。

さらに、「逆にこの対応が良いのであれば、みんなやってしまう。わかりやすく言うと、私が寺島さんに『10万貸してもらえれば、1年後に10万5000円で返します』と約束しておきながら、1年後に原稿用紙の裏にサインを書いて『森永円です、受け取ってください』ということがまかり通ることになります。そんなことあるかという話なので、これはデフォルト認定されるでしょうね」と説明した。

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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