【西武】ドラ1隅田吼えた!新人白星1番乗りでチームは天敵に1勝「昨季の悔しさを一緒に晴らしたい」

【西武】ドラ1隅田吼えた!新人白星1番乗りでチームは天敵に1勝「昨季の悔しさを一緒に晴らしたい」

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4球団競合ルーキーの快投でベルーナドーム初勝利、そして2022年1勝目を飾った。

西武のドラフト1位・隅田知一郎(すみだ・ちひろ)投手(22)=西日本工大=が26日、オリックス戦で初先発し、今季新人投手で12球団一番乗りとなる白星を飾った。

注目の初回、先頭・福田の当たりを見事なフィールディングで投直に抑えると、続く宗はカットボールで空振り三振。「興奮していたのもあるんですけど、完璧に自分の勝ちだと思った三振だったので」とグラブを大きく叩いて雄叫びをあげた。さらに、プロ入り時から「対戦したい」と名前を挙げていた吉田正尚は直球で遊ゴロに仕留め、グラウンドに再び隅田の「っしゃぁ!」という声が響いた。

ベンチに帰ると純粋な野球好き少年に表情が戻る。直後の山川の先制3ランには喜びを爆発させた。「ホームラン王を2年連続獲ってらっしゃるバッターのホームランを初めて生で見て、援護も嬉しいんですけど、まずすごいなって。すごい鳥肌が立ちましたし、すごい興奮しました」山川の『どすこい』パフォーマンスも「プロ野球選手になったんだなと」と感動しながら目を輝かせて見つめた。

7回までわずか1安打、二塁も踏ませぬ圧巻の投球で1勝目をつかんだ。捕手の森も「球種とか配球よりも気持ちが入っていたかなと思います。特に6回2アウトで4番の杉本選手をおさえた場面は、そう感じました。全体的に“抜く”ということがあまりなく、バッターと向き合ってしっかりと勝負していたことが良かったと思います」も新人らしからぬマウンド度胸に驚きを隠せない。

「西武にとってオリックスに勝つことが今年の大事なポイントだと思う」春季キャンプ時に口にした頼もしい言葉を自らの投球で実践し、昨季チームが6敗を喫した宮城に黒星をつけた。

「ChangeUP!のスローガンのように昨年とは違う埼玉西武ライオンズを見せられるようにと全選手思ってると思う。ファンの皆さんも先輩方も去年の悔しさがあると思うので、自分もしっかりチームの力になって一緒に晴らしたい」

鮮やかなデビュー戦を飾った新人左腕の存在が、昨季最下位に沈んだチームを変えていく。

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