森永康平氏「白井球審の行動には問題ないと思う」 ロッテ佐々木朗希投手への“詰め寄り”でコメント

森永康平氏「白井球審の行動には問題ないと思う」 ロッテ佐々木朗希投手への“詰め寄り”でコメント

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4月27日放送の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手の態度を問題として、NPBの白井一行球審が詰め寄ったことが波紋を呼んだニュースについて、番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、水曜コメンテーターの経済アナリスト森永康平氏の意見を聞く場面があった。

「野球規則で警告が認められている」

問題となった試合は、4月24日に行われたオリックス対ロッテの6回戦。2回裏の2アウト1塁の場面、佐々木投手がオリックスの安達選手へ放った3球目がボール判定だった。このときに佐々木投手がとった態度に対し、白井球審が詰め寄って固い表情で声を掛けたという。

NPB(日本野球機構)の井原敦事務局長は、試合後に審判長を含めた検証を行った結果、「今回は別の方法があったということを考えて対応すべきだった。当該審判もそれについて深く理解したと聞いております。NPBとして処分は考えていない」と発表した。別の方法については一般論として、キャッチャーに伝える、イニング終了後にベンチに伝えに行く、という方法を指す。

これに対し森永氏は「大人げないなというのが正直な感想」と、事務局長の対応に疑問を投げかけた。

「公認野球規則というルールの中では、審判が下したジャッジに対して選手が異議を唱えるために、守備位置を離れたり本塁に向かっていったりした場合に警告を発することができます。佐々木投手が異議を申し立てたように見えたのなら、それに対して警告をしたこと自体は審判の権限なので問題ないと思っています」(森永氏)

続けて「プロ野球を長いこと見ている私からすると、白井球審だったから、という部分は感じる」と、いちプロ野球ファンとしての目線でも意見を述べた。

「審判って本来はフェアじゃないといけないのですが、人によってキャラが全然違う。ベイスターズが中畑(清)監督の時、白井球審ともめて退場させられたということも経験しているので、白井球審だからあり得そうだなと感じました」(森永氏)

森永氏はまた、メジャーリーグのようにストライクゾーンをテレビ画面に表示し、審判の誤審が即座に分かるようにしては、と提案した。現在は日本のプロ野球でも、判断が難しいプレーなどが発生した際に、各チームの監督が審判に主張することでビデオでの判定が可能となる「リクエスト制度」が2018年から導入されている。このため、機械で誤審が明らかになっても理解が得やすくなっているのではないか、ということだ。

機械的に正確な判断ができるようになってしまえば、究極的には審判は不要になってしまう。球審がロボットになれば今回のような“トラブル”もなくなるが、果たしてそのような時代は来るのだろうか。

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~8時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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