大竹まこと、黒田総裁「家計は値上げを受け入れている」発言に怒り「それは違うんじゃない?」

大竹まこと、黒田総裁「家計は値上げを受け入れている」発言に怒り「それは違うんじゃない?」

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6月7日(火曜日)大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)で、日銀黒田総裁の「家計は値上げを受け入れている」と講演で発言したことについて、根拠として引用された調査結果を読み上げ、パーソナリティの大竹まことが「それは違うんじゃない?何の説得力もなさそう」と納得いかない様子を見せた。

東京新聞の記事によれば、黒田総裁の発言と根拠となったとされる調査は、東京大学の渡辺努氏が行ったもので、いつも買っている商品が10%値上げされた場合の行動を調べ、「他店に行かずにその店で買う」と答えた人が昨年が8月の43%から今年の4月から5月には56%に増えたという。そして過半数の人が「1年後の賃金が変わらないと予測する」と答え、これらの結果を黒田総裁は引用していた。

これを受けて大竹は「そりゃそうだよ、ガソリンだってなんだって全部値上げされて、よその店に行っても値上げされているのだから。わざわざ遠くまで行ってもしょうがない。同じ店で買うことが値上げを許容しているととらえるのは、それは違うんじゃない?何の説得力もなさそう」。と疑問を呈した。フリーライターの武田砂鉄も、「国会で立憲民主党の議員から黒田総裁が『物価上昇を実感できているか』と質問されたとき『私自身スーパーに行って買ったことはあるが、基本的に家内がしている。包括的に動向を感じているわけではない』と発言している。そんな人が先ほどの調査を論拠に『これで値上げを受け入れているのだ』と発言するのはおかしい。がっかり度が高い」。と失望した様子で述べた。

次いで番組では、朝日新聞の練馬の食品配布施設で利用者が2年前106人だった利用者が現在500人を突破して高止まりしているという記事を紹介。武田氏は「フードバンクや子ども食堂の話をよく聞くけれど、本当は公的にケアすべき。なのに政府の動きや日銀総裁の発言など、物価高は大丈夫だ、とポジティブに変換しようとする動きによってギリギリで生活している人がもっとギリギリになっていくのがすでに見えている。それを直視しなきゃいけない」。と述べ、大竹も「これでも黒田さんは家計には物価高を受け止められるお金があると思っているのでしょ。500人だよ?」と怒りをにじませた。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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