「原発を止めないのが国の意思なんです」ジャーナリストが明かす原発再稼働のウラ事情に大竹・室井が驚き!

「原発を止めないのが国の意思なんです」ジャーナリストが明かす原発再稼働のウラ事情に大竹・室井が驚き!

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原発を中心とした取材を続けるジャーナリストの日野浩介さんが10月28日の大竹まことゴールデンラジオに登場。再稼働問題について独自の目線から切り込んだ。

大竹「日本の原発は今、再稼働の方向にあるようですね。」

日野「事故が2011年に起きて5年も経たないうちから再稼働がどんどん進んでいる状態です。」

大竹「岸田政権はどう対処したんでしたっけ?途中から方針が変わったような感じがしたんですけど。」

日野「参院選が7月にありましたね。その後に岸田さんが最大9基の原発を冬に再稼働させる指示を出したと報道されました。さらに来年の夏以降、7基の再稼働を目指すということです。これについて「方針転換」という形で色々な報道されていますけど、私は方針転換なのか、ちょっと疑問です。再稼働は遥か以前から進んでいるので、「再稼働を進める方針」自体は特に変わってないと思うんですね。そして9基と7基、これは全て原子力規制委員会の安全審査に合格してる原発なんです。地元の合意や安全対策工事の完了を待たないといけないものもあるんですけど、法的にはもう再稼働を認められている状態にあるんです。」

室井佑月「こういう話になると、必ずその前後で「エネルギー高騰」とか言われるでしょ。今年の冬は物価高で灯油とか買えない人とかがいて、凍死者とか出たらどうすんだ!みたいに言われてるじゃない。それなら、ちゃんと考えなきゃいけないのかな?って思ったんだけど、今まで散々嘘つかれたからちょっと信じられない。」

大竹「ちょっと僕らが勘違いしてたのは原子力規制委員会のことです。原子力規制委員会って、実は原発を動かすためにあるんですって?」

室井「そうなの?お巡りさんみたいに「ここダメだろ」って目ざとく言う人たちじゃないの?」

日野「原子力規制委員会は毎週水曜日に会議を開いていて、取材に行くと反対派の方々が「もっと厳しくやれ」とか言ってるんです。でも厳しいテストしても合格者が出ないテストはあり得ません。テストというのは合格者を出すためにあるんです。規制委員会の役割というのは、再稼働していいかどうかのテストの基準を作ることなんですね。この規制委員会ができたのは事故の翌年で、当時は原子力安全・保安院と原子力安全委員会がもともとの規制基関としてあって、役に立たなかったから作り直さなきゃいけないと言われていました。でも極端なこと言えば、別に再稼働しなければ規制当局はいらないんですよ。」

室井「言われてみればそうだ!」

大竹「だから規制委員会は原発を動かすための機関なんだね。」

室井「なんで誤解しちゃったんだろう。動かさないためにいるのかと思ってた。」

日野「私がこれに気づいたのは事故から4年ぐらい経った時です。あるキャリア官僚から「事故が起きた後に、なぜ真っ先に規制委員会を作ったんだと思いますか?原発は止められないというのがこの国の意思なんですよ」ということを言われたんですね。この方は○○を作った方なんです。こういうと誰か分かる方もいるかも知れませんが。」(笑)

日野さんと話をした官僚とは誰なのか?ヒントになるかもしれないキーワードはradikoのタイムフリー機能でご確認下さい。

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