宮台真司、早期復帰の理由を語る。「何があっても発言への影響はない」
2月15日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)、大竹メインディッシュのコーナーに社会学者の宮台真司さんが登場した。宮台さんは昨年11月29日に襲撃事件に遭い、入院もしたが、同12月21日には、このコーナーにリモート出演。今回はスタジオからの出演となった。
大竹まこと「いろんなメディアにお出でになるのが、早いんじゃないかな? と思いながら見ておりました。宮台さんはかなり精力的に出るようになさっていえるように思えます」
宮台真司「言論人が暴力にビビって発言を控えるようになるとね。ただでさえ日本では言論人の評価が低いですから。単にポジションどりをする、ポジショントークでテレビのコメンテーターを続ける、というのが目立っている中でね。何があっても発言への影響はない、という状態を皆さんにお見せして、日本の言論人がみんなポジショントークをするというわけではない、とお知らせする。それが公共的な使命だろうなと思っていました」
壇蜜「早い退院でそれが伝わってきました。そうしないといけない、って宮台先生自身が思っていたんだろうなと」
宮台「クリスマスイブに退院と言われていたのが、12月8日に退院しちゃいましたからね」
大竹「みんなは止めていた?」
宮台「うん……。でも僕が言うこと聞かなさそうだったので(笑)、解放されましたね」
大竹「前回(12月にリモートで)、ご出演いただいて、今回来ていただいて。その間には宮台さんを襲ったとみられる41歳・無職の男性が死亡した、ということが明らかになりました」
壇蜜「(死亡が)昨年のことなんですね」
宮台「公開捜査の4日後に亡くなっていたわけですね。これはよくある県警縦割り問題。自殺案件の処理をした神奈川県警が、『これは容疑者じゃないか』というふうに捜査一課に伝えなかったというか、気づかなかった。捜査一課はかなりお怒りでいらっしゃいますけどね(笑)」
大竹「テレビであれだけ映像が流れているのに、なかなか割り出せなかった」
壇蜜「そうですよ。顔も背格好も全部映っている、逃げる様子も」
宮台「だから捜査一課の方にはおそらく、引きこもりだろうとは伝えていました」
壇蜜「家から出てこない」
宮台「近所の方はめったに見られない、ということでしょうね」
大竹「この男は引きこもって、収入も親に頼っていた、ということはわかっています」
宮台「ロスジェネ問題のひとつが引きこもりですね。引きこもりって1990年代に入ったころから、登校拒否ということで話題になり始めた。そのあと『不登校』と名前が変わって。今世紀になるまでに『引きこもり』という言葉が生まれた。別に学生だけじゃない、社会人も、となった」
大竹「犯人が自殺、ということについてはどう思っていらっしゃいますか?」
宮台「僕、自殺という言葉に奇妙に反応しすぎるところがあるので、ちょっとズラして話しますけど……」
宮台さんは襲撃犯について、また自身のリハビリなどについてさらに詳しく語ってくれた。詳しくはradikoのタイムフリー機能にて。
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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