教員不足を嘆くより労働環境をよくしよう

教員不足を嘆くより労働環境をよくしよう

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4月24日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「理想の先生はどんな人?」をテーマにお届けした。現在は教員の人手不足が叫ばれている。その解消のため、教員免許を持たなくても教師になれる「社会人教員」の採用に力を入れる地域も増えているという。

西川あやの「中国地方の広島、島根、鳥取の3県は免許を持たない社会人を採用する対象強化を拡大したそうなんです。賛否ありますが、山口県は教員免許を持たない人向けに、『教職チャレンジサポート特別選考』を設けたそうです。こういうものに力を入れるぐらい、教員不足、学校の先生がいない、という現状があるわけですね」

山内マリコ「私と同じ就職氷河期世代に、先生になりたい、免許を取った人もたくさんいた。でもなれなかった(人が多い)。その世代が救済されることなく『不足している、不足している』と、免許が必要ない方向に。大事なところを取りこぼしたまま別の方向に行っている、という気もします」

青木理「僕、父親が教師だったんですよ。もう亡くなっているんですけど、僕が子供のころの父親の教師姿は、悪く言うわけじゃないけど『楽そう』だった。夏休みなんかほぼ家にいたの」

山内・西川「へえ~!」

青木「いまってそれどころじゃない。ものすごい長時間労働になっているでしょう? 授業や子供の教育のために忙しいのだったらまだしも、そうじゃない事務仕事とか部活とか、本来の教育以外のところで、すごい長時間労働になっちゃっている。たとえば仕事が5時(17時)までとする、普通は仕事が終わって帰る。ただその5時に子供が『先生、ちょっと相談が……』と言ってきたら『いや5時だから』と帰るわけにはいかないじゃないですか」

山内「うん……」

青木「僕の父親もそうだったけど、夜中の1、2時に『おたくの学校のお子さんがどこそこで警察に補導されました』なんて言われたら、飛び出していくわけですよ。だけど学校の先生って、給特法っていう法律で、一部を除いて残業代が払われないわけです。教育以外の、たとえば事務整理とか親の相手とか部活とかで長時間労働になるなら『やりたくない』という人が増えるはしょうがない、でも本末転倒だな、という気もする」

山内「それなら社会人教員というのじゃなくて、事務員さんや、具体的に先生の仕事を分散できる人を増やしたほうがいいと思います」

さらに現在、学校の先生も非正規率が上がっていること、その問題点なども語った。青木は労働環境の改善について強調する。

青木「間違いなく言えるのは、先生たちの労働環境をこんな状況にしておくのは絶対にまずい、ということ」

西川「そうですね……」

青木「教育というものに、先生のエネルギーを適正に使える状況にして。ほとんどの先生はきっと、子供から時間外に相談されれば対応しているだろうし、夜中に子供が何かした、となれば飛び出していくと思うんだけど。そういうのを含めて労働環境を変えていかないとよくないだろうな、と」

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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