時代と共に変わりゆくギャル文化。昔と今では何が違う?

時代と共に変わりゆくギャル文化。昔と今では何が違う?

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女装パフォーマーのブルボンヌと、作家の鈴木涼美を迎えた6月30日放送「西川あやの おいでよ!クリエイティ部(文化放送)」。
特集コーナーでは「ギャル文化をクリエイティブ」というテーマでお届けした。

1990年頃から若い女性を中心に一大ブームを巻き起こしたギャル文化。平成世代のギャルといえば「プリクラ」「ルーズソックス」「パラパラ」「日焼けした肌」といったイメージが強いが、現代のギャルにはまた違った流行や意識、考え方があるそう。

西川あやの「ギャルのスタンスは、いまは『ギャルマインド』って呼ばれていて、特徴としては“その場のノリを楽しむ前向きな姿勢”だったり、“他人に振り回されることなく自分を貫く”“自分ウケ”だったり、あとは“嫌なことは引きずらない”とか“NOと言える”とかいろんな特徴があるみたいなんですけど、これってやっぱり昔から変わらないギャルマインドなんですかね?」

鈴木涼美「根底には近いものはあると思うんですけど、ただ元々は80年代にヤンキー文化があって、不良の類型としてギャルも出てきた感じもあるので、もう少し不良性がありましたよね。ギャルって割とやる気なくて『うざい』とか『だりぃ』とかすぐ言うし…」

ブルボンヌ「だから(90年代後半〜00年代前半)当時、あゆ(浜崎あゆみ)がすごく崇拝されたのは、あゆはアイドル風なのに暗い歌詞が多かったんだよね」

西川「ご自身でね、(歌詞を)書いてらっしゃって…」

ブルボンヌ「そう、『家に帰ると暗い』みたいなところにみんな共鳴したんだよね」

西川「そうですね、一時期流行った楽曲とかって、なんか『友達いっぱいいるけど本当は寂しい』とか、そういう感じの曲がいっぱいあった気がする(笑)」

ブルボンヌ「『街行くカップルも本当は何を考えてるんだかわかりゃあしない』みたいな、ああいうのを歌ってたわけよ」

鈴木「『チャラく見られるけど、あたし本当は純粋なの』みたいな、なんかそういうのが多かったし、昔は流行していた言葉も世の中に対してかなり反抗的だったり、あるいは大人に対して批評的な面を持っていて。だから『チョベリバ』って、たぶん一番最初に流行したギャル語だと思うんですけど」

西川「“超ベリーバッド”?」

鈴木「そう。あれ、『チョベリグ』もその後に出てきたけど、元々はやっぱりバッドのほうが先で。『あげぽよ』あたりからポジティブな言葉が流行るようになった。やっぱり“明るくて前向きで可愛い“っていうのがいまの雰囲気で、昔は“やる気なくて、ちょっと汚めで不良っぽい”っていうところがありましたよね」

ブルボンヌ「涼美ちゃんは、そっち側だったのね(笑)?」

鈴木「そうですね(笑)」

さらに、ギャル系ファッションの変遷や、海外から見た日本のギャルなどについても話した。

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜〜金曜の午後3時30分〜5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6kHz、radiko)で放送中。また、radikoのタイムフリー機能では1週間後まで聴取できます。

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