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水谷加奈のエンタの女王

映画、芝居、コンサート、歌舞伎、ミュージカルから、落語に文楽、能や狂言、そして、美術館、写真展、遊園地!?に至るまで。とにかくこの世は楽しいことがいっぱい!なのだ。エンタの女王、水谷発信の情報で、あなたも毎日エンジョイ!

Apr15

国民の映画

国民の映画
作・演出 三谷幸喜。
舞台は1942年第二次大戦下のドイツ。
芸術はナチスのプロパカンダとして利用され、
芸術活動は厳しい検閲下にあった。
政治に翻弄される映画人やナチスの高官たちが
キャラクター豊かに登場する。
小日向文世、段田安則、風間杜夫、そのほか、
舞台でおなじみのベテラン、白井晃や小林隆。
みんないい味出してる。
達者な役者陣だからこそ、
この舞台が生きるのだと思う。
違う人だったら、かなり冗長で退屈かも。
あ、そうそう石田ゆり子も出ているが、
あまりのベテラン陣に囲まれて影が薄い。
それほど、他の役者に底力があるってこと。

これまでの、
誤解が誤解を生んで、人間関係がこじれ、
トラブルが発生。
おたおたする登場人物に大笑いしてしまう、
という三谷作品とは一味違う。
重厚なテーマだが、それでも
やはり笑ってしまうというのは、
演出と役者の力なんだなあ。

パルコ公演は終わってしまったが、今後は
大阪に続いて、神奈川芸術劇場ホールでも。

『国民の映画』  
  神奈川芸術劇場ホール
     4月20日~5月1日

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