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PART2 東京散歩 ラジグライブニング
ONAIR REPORT
9月12日(月)〜9月15日(金)
今週は「創業宝暦元年(1750年)、両国・喜久屋足袋本舗11代目、宮内梅次さんを訪ねました。「喜久屋」は宮内庁御用達の足袋屋として有名。制度としての「御用達」は廃止されていますが、現在でも陛下が宮中行事で身につける足袋をはじめ、ご一家の足袋を納めています。また、「お相撲さん」が足袋をあつらえるお店としても有名です。お相撲さんは“ほぼ全員”ここで足袋をあつらえているそうです。
宮内は昭和4年生まれ。14才で少年航空隊へ志願。
昭和20年9月1日、出撃特攻を目前にしての終戦。一時期は人生の目的を失ってしまったとか。昭和25年。21才の時に縁あって跡とりがいなかった先代の養子にはいって 「喜久屋11代目」を継ぐことになったそうです。
先代から「一人前になるまでには20年」といわれる“足袋づくりの指導”を受けました。
しかし、先代・実太郎さんの“仕込み方”はとにかく厳しかったそうです。品物の“でき”が少しでも甘いと、木槌で頭を叩かれることもしょっちゅうで、生傷が絶えないほどのスパルタ指導だったそうです。あまりの厳しさに「次は殴り返してやろう」と本気で考えていたとか。そんな折り、梅次さんは交通事故にあいます。入院した病院のベッドで、見舞いに訪れた知人から、“ある事実”を告げられます。
「君のお父さんは、医者から余命あと5年と告げられている。20年かから足袋づくりの技を残された5年で君に伝えようと、心を鬼にして毎日を過ごしているんだよ。君を殴った後は、申し訳ないとご先祖様に手を合わせ、それでも君に厳しくするお父さんの気持ちがわかるか。」
まさにお父さんの“必死”の覚悟。それを知った後は心がけが変え、自分に厳しく修行に励んだそうです。
「おやじさんがあの時厳しく仕込んでくれたおかげで、今こうやってやっていられるんですよ」と宮内さん。

御年76才。皇族方や力士、、、茶道・華道・踊りのお師匠さんや、神主、僧侶などの“あつらえ足袋”を作る傍ら、職人展などにも多数出演し、全国を飛び回っていらっしゃいます。
喜久屋さんで足袋をあつらえたいという方、1足7000円〜8000円で注文は半ダース(6足)から。「喜久屋」さんは両国駅・徒歩7分。ちなみに「足の型どり」は午後3時頃がベストだそうです。詳しくは電話で聞いてみてください。
東京03(3631)0092











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