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PART2 東京散歩 ラジグライブニング
ONAIR REPORT
12月12日(月)〜12月16日(金)
今週は墨田区に押絵羽子板(おしえはごいた)職人、西山鴻月(にしやまこうげつ)さを訪ねました。
押絵羽子板。羽子板はご存じのとおり、お正月に羽根つき遊びをする道具。押絵とは「押」は「貼」のことで、布の切り貼り絵。もともと別々に室町時代からある女の子の遊びでしたが、江戸末期に、歌舞伎役者の舞台姿を押絵の技法で作り、羽子板の中に入れたものが発売され大人気になりました。羽根突きの道具ではなく、女子の初正月祝いなど、縁起飾り物として普及しました。

鴻月さんは大正10年生まれ。15歳で羽子板の下絵を描く面相師のもとに弟子入りし、20歳で独立。押絵羽子板づくりは、いく人かの職人によって分業で作られるものですが、西山さんは独立後、面相以外の仕事も勉強し、現在ではすべての作業を一人で通して行うことができる希な職人さんです。

「部品を買ってきて組み合わせた方がよっぽど楽なんですが、それじゃ「鴻月がこさえた押絵羽子だ」って言えないと思うんで、手間なんですがなんとか最初から最後まで仕上げてます。押し絵の人物の着物の柄とか持ち物にまで、嘘がないよう気をつけてやってます。好きですから苦ではありませんが、歌舞伎にもよく通って、姿形だけでなく役者の内面も映すことができたらいいなぁと苦心しています。職人として独立するとき父親に、「うまい職人にならなくともいいから、いい人間になれ」といわれました。人の姿を映す仕事というのは、自分の心が曲がっていたらダメなんでしょうね。年をとればとるほど、父親の言葉の重さが分かってきましたね。」

1枚仕上げるには300〜350の工程があるそうで、御子息と二人がかりで5日で2枚、大きなものになると、1枚仕上げるのがやっとだそうです。
自宅の店舗仕事場は墨田区の「小さな博物館・羽子板資料館」にもなっていまして、仕事の手がすいたときは西山さんに説明もしていただけるそうです。訪ねてみてはいかがでしょうか。

成駒屋・西山鴻月 羽子板資料館 http://www.tadi.jp/hagoita/













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