【パリ共同】欧州連合(EU)からの離脱やテロ対策が主な争点となったフランス大統領選の決選投票は7日、即日開票され、親EUで超党派の市民運動「前進」を率いる中道系候補エマニュエル・マクロン前経済相(39)が当選を確実にした。EU離脱を訴えた極右、国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)は敗北した。39歳のフランス大統領は19世紀のルイ・ナポレオン(後の皇帝ナポレオン3世)より1歳若く、同国史上最年少。
国営テレビが伝えた予測得票率はマクロン氏65・1%、ルペン氏34・9%。
2017/5/08
仏大統領に中道マクロン氏 39歳、史上最年少
エコノミスト
崔真淑
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この結果をうけて、ユーロは結局売られる動きになっている。なぜか?投資家が安心したことで、利益確定売りをしたといえばそれまでだろう。
しかし、実はまだフランス政治動向に安心しきれないのも影響しているだろう。というのも、与党社会党から飛び出たマクロン氏を社会党が全面支持するか不確定だからだ。政党に基盤を持たないマクロン氏が、6月総選挙で議会の過半数にどれだけ近づけるかが今後の焦点だろう。
そうなれなかった場合は、与党側と政策案を妥協することも考えられ国民からの人気をどうまとめるのか...。まだ問題は山積なこともユーロが上がらない背景にあるのかもしれません。
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