先週に引き続き、今週もジャズピアニストの山下洋輔さんにお話を伺いました。

ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、山下さんは音楽の世界だけにとどまらず、幅広い交友関係がおありです。 

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その中でも有名なタモリさんを発掘したお話、そして"全日本冷やし中華愛好会"の初代会長就任エピソードなどお話してくださいました。

クボジュンさん「ジャズマンは旅をされる機会が多いでしょうから、出会いも多いのでしょうね?」

山下さん「そう、音楽家はそうですよ。方々に行くでしょ?カラヤンだってそうですよ(笑)」

クボジュンさん「いろんな分野の方々と交友関係がおありで。」

山下さん「あの頃、新宿に小さくて狭い飲み場所があってね。そこへ行くと誰かしらが居てバカ話が出来た。その噂を聞いてまた人が集まってくるんです。特にタモリが来てからがすごかった。九州で出会ったタモリの面白さを僕が吹聴してたの。忘れもしないな、ちょうど [博多~東京] 間の新幹線が開通した年にね、新幹線代出すから来てよって呼びました。」

クボジュンさん「うわぁ、まさに育ての親みたいな感じですね!」

山下さん「いやいや、僕は言い出しっぺだっただけです。」

クボジュンさん「これも有名な話ですよね?"全日本冷やし中華愛好会"のお話。」

山下さん「あぁ~!まさに1970年の半ばだから、ちょうどその頃でしたね。3月に日本そば屋で冷やし中華を食べようと思ったら、「夏じゃないと出さない」って言われたんです!それで怒ってたら、また酒場のみんなが面白がっちゃって(笑)じゃあ言い出しっぺの俺が初代会長だっていって、元号も作った"冷中元年"!新聞作ったり、イベントをやったりね。」

クボジュンさん「絵本も出されている山下さんですが、ご子息は読まれました?」

山下さん「いえ、読みませんでしたね。息子はジャズにシンパシーはあるのですがね。ずーっとジャズマンのことを見ていて途中で悟った。ジャズマンていうのは普通の人じゃないんだって分かって、住宅会社に勤めて私に家を売りつけましたよ。まっとうでしょ?(笑)」

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『山下洋輔スペシャルビッグバンド10周年記念コンサート』については、番組トピックスをご覧ください。

また、今月10日に、17年ぶり4冊目の絵本を出された山下さん。『ぼくのいちにちどんなおと?』は福音館書店から好評発売中です。どうぞお手に取って読んでみてください。

 

【本日の1曲目 アルバム『新世界より』 第2楽章 /山下洋輔スペシャルビッグバンド
【山下洋輔さん 選曲】この素晴らしき世界 /ルイ・アームストロング

【久保純子 My Sweet Home】 2016年6月26日 09:47