今週もTRFのSAMさんがゲストのMy Sweet Home。
実はクボジュンさん、90年代後半にNHKの歌番組で何度かご一緒していたのですが、こんな風にじっくりとお話したことはなかったそうなんです。その優しいお人柄に感激しきりの30分でした。

クボジュンさん「ダンスとの出会いについて伺っていきたいのですが、4男1女の次男のSAMさん、どんなお子さんでしたか?」
SAMさん「兄弟で一番わんぱくで野山を駆け回ってるような子でしたね。近所の子たちと泥んこになりながら遊んでました。」
クボジュンさん「ダンスとはいつ出会うんですか?」
SAMさん「高校1年生です。都内の学校に通っていたので、友達がませてて、ディスコに行ってる子もいた。その友達が休み時間とかにステップを踏むんです。それがカッコよくって!で、今度みんなで行こうぜってなっていきますよね。土曜日とかに親に嘘ついてディスコに行くんですよ。だんだんうまくなっていくとどんどん楽しくなっていって。」
クボジュンさん「のめり込んでいったんですね。」
SAMさん「高校2年、3年の時には毎晩ディスコに行くようになって。家に帰らなかった。」
クボジュンさん「ご両親は「あれ?どうしちゃったのかな~?」ってなりますよね。」
SAMさん「縛られるのが嫌で家出したこともありました。それで家族会議とかもして、「自由にしていていいから学校にはちゃんと行くこと、居場所を必ず伝えること」 この2つだけきちんと守れば好きにしていいって言われたんです。だからどんなに眠くても朝学校には行って、今後輩のとこにいるとか連絡をして。」
クボジュンさん「SAMさんのお父様はお医者様ですよね。ダンスというものに対しての理解はあったんですか?」
SAMさん「なかったですよね。当時、ギリギリ学校卒業は出来たんですけど「どうするんだ?」ってなったんです。そこで「ダンサーになる!」って言ったら、「ダンサーって何だ?ダンスの先生になるんだったらアメリカのそういう学校に行った方がいいんじゃないのか?」って。いやいや、そういうことじゃないんだよって。」
クボジュンさん「その頃の目標は?どういう形で広めようと思っていたんですか?」
SAMさん「ともかく世の中に見てもらわないといけないと思ったので、夏祭りだろうがイベントだろうが人の目につくことは何でもやろうと。僕、19歳の時に一度アイドルグループとしてデビューしてるんですけど、テレビに出れば自分のダンスを見てもらえると思って。」
クボジュンさん「世間が着実に何かが変わっているなって意識はありました?」
SAMさん「ちょっとだけ。ただ、ダンスって流行りもので終わるっていうのが何度かあって。火がついてブームが起きても消えてしまう。」
クボジュンさん「この2017年、SAMさんから見てダンスとしてはどういう時代ですか?」
SAMさん「いや、すごい時代になったと思います。世界的にそうなんですけど、僕、常々言ってるのがダンスはもう僕たちだけのものじゃない、一般の方々のためのもの。健康のために踊ったり、教育の場にもあったりだとか。色んな人がその人の目的のために使えるものになって来たなと思います。ダンスは根付いてきている。」
クボジュンさん「なるほど。ということはもうブームではないんですね!だからこそ、色んな世代にダンスを楽しんでもらおうっていうSAMさんの試みって今求められていますよね!」
SAMさん「そう思います。」

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3月6日 サムの日が『ダレデモダンスの日』に認定されました。高島屋日本橋店での認定記念イベントや、4月に行われるワークショップなど、情報は番組トピックスをご覧下さい。

【本日の1曲目】 ダンシング・シスター /ノーランズ 
【SAMさん 選曲】 WORLD GROOVE /TRF 
この曲は、TRFのツアーでもアンコールの最後の曲にやる大切な曲だそうです。
SAMさん「小室さんが日本にダンスミュージックを入れて行こうという想いが込められていて、未来に向かっていこうとするこの歌詞がとてもいい!」と話して下さいました。

【久保純子 My Sweet Home】 2017年2月12日 09:34