今週は、結成されて今年25周年のTRFのSAMさんにお越し頂きました。

クボジュンさん「SAMさんは一般社団法人ダレデモダンスを設立されました。設立の目的を伺いましたところ「子供でも高齢者でも無理なく踊れる」ということで。」
SAMさん「その年代の方に合わせたプログラムを作って、その年代の方に一番効果的で意味のある内容を考えて提供しています。」
クボジュンさん「それはちゃんと医学的にというか?どうやって決めたんですか?」
SAMさん「そうですね、高齢者の方だったら認知症予防だったり、骨粗しょう症・メタボ・ロコモ、色んなことをお医者さんと相談して。健康寿命を延ばすことを目的としているので、かなり考えて作っています。」
クボジュンさん「実際にご高齢の方々はやってみていかがですか?」
SAMさん「皆さん、一番最初は戸惑われてますけども、何度もやっていくうちに出来ていく。難しい動きではないんです。音にのっかっていかないといけないのが慌てるみたい。でもそれが脳のためには良いなと思っているので。」
クボジュンさん「どんどん広がっていくと良いですよね。」
SAMさん「今年は地道に色んな所でワークショップとかをやって、ゆくゆくは全国の方が出来るようにというのが目標ですね。」

クボジュンさん「TRFが結成して25年というのはすごいですよね!最初の頃はここまで長くTRFを続けられると思っていましたか?」
SAMさん「続けられるとも続けられないとも何も考えずにその都度その都度、目の前のことをやって来た。気がついたら25年経ってましたね。」
クボジュンさん「最初の頃はどちらかというと他人事というか、あんまり「TRFとしてやっていくんだ!」って感じじゃなかったというのは本当ですか?」
SAMさん「そうですね。結成の時、小室さんに呼ばれてオリジナルの曲で踊るダンスチームをやるつもりで集まったら、ボーカルがいてDJがいて・・・「なんだこれは!?」って。僕らはダンスチームで、ダンサーがメインで踊れる市場を作っていくというポリシーでいた。だから歌手のバックで踊るのはやめようと思ってて、結局バックダンサーじゃんって思ったらやる気がなくなっちゃった。」
クボジュンさん「そうだったんですね。それはショックですよね。」
SAMさん「でも辞める選択肢はなくて、小室さんのためにも仕事としてやっていこうと。やっていくうちに絶対自分たちの時代も来るよって。そういう時代を作っていこうと思いながらやっていて、そこからどんどんダンス人口も増えていきましたし。」
クボジュンさん「すごい影響力でしたよね!どうやって踊ったらいいのか分からないけど、SAMさんたちを見て、体を動かしたい!って。」
SAMさん「爆発力はありましたね。」
クボジュンさん「ダンサーたちが主役になるというのはSAMさん達が作り出したわけですもんね!」
SAMさん「1番びっくりしたのが、ダンスのソロパートになってもピンスポット(ライト)が来ない。ずーっとボーカルだけ照らしてる。照明の人がダンサーにピンスポットを当てるなんて、もっての外という時代だったんです。小室さんがプロデューサーだったので、照明の人に「彼らがソロ踊るっていうのはギターソロと同じなんだよ。」って言ってもらってそれで初めてピンをもらえるようになったんですね。」
クボジュンさん「へぇー!そういうことさえも意識したことがなかった。見ている視聴者はもちろん"ダンスとは"というのを、スタッフの間から教えていかなければならなかったんですねぇ!」

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ダンス未経験の高齢者の方も、TRFの曲で楽しく踊れる、SAMさんプロデュースの「ダレデモダンス アクティブシニアプログラムDVD」が好評発売中です。詳しくは番組トピックスをご覧ください。
SAMさんには来週もお話を伺います。お楽しみに!

【本日の1曲目】 EZ DO DANCE /TRF 
【SAMさん 選曲】 Fantasy /Earth Wind & Fire 
SAMさんが10代でディスコにはまってダンスが好きになった頃、当時一番よく聞いていた曲を選んでくださいました。
「歌詞もすごくファンタジーで、大好きな曲!」だそうです♪
【久保純子 My Sweet Home】 2017年2月 5日 09:32