今週は、講談社+α新書より、『取り残される日本の教育 わが子のために親が知っておくべきこと』が好評発売中の、"尾木ママ"こと尾木直樹さんにお話を伺いました。

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クボジュンさん「お忙しくていらっしゃって!」
尾木さん「"尾木ママ"になって8年目に入りました~(笑)」
クボジュンさん「その前にもテレビなどには出てらっしゃいましたよね?」
尾木さん「そうなの。でもみんな全然その頃のこと知らないわよ。"尾木ママ"になって超大衆的になって。」
クボジュンさん「"尾木ママ"になったのも、さんまさんから・・・」
尾木さん「そうなの。「ママー」ってふざけて叫んだだけ。2秒かかってないんだから。突然生まれ変わった感じよ。」
クボジュンさん「いやー、今までに、先生のような方はいらっしゃらなかったですもんね。教育現場で教育を語って44年でしたっけ!?」
尾木さん「トータルで44年。呆れるでしょう?高校・中学22年、大学に転身して22年。そして、今年3月に法政大学の教授を定年退官。古希を迎えました。」
クボジュンさん「古希というのもビックリです。」集大成のご本も親の1人として読ませて頂きました。」
尾木さん「ありがとう~!」
クボジュンさん「読んでいると切実に今ここで何か起こさないとっていうのが伝わってきました。」
尾木さん「あら!切実に伝えたいって思って書いたの。半ば成功ね(笑)」
 
 
クボジュンさん「そもそも先生になられたのはお母様の影響からですか?」
尾木さん「迷っていたんですけど、母が「あなたは教師が一番向いてる」って。高校入試は落ちた。行くところもなくてっていう苦労があった。高校一年は留年して2回やってるのよ。」
クボジュンさん「それはなんでまた!?」
尾木さん「行きたくない学校に入って、体育の教師が体罰をする人だった。意見したら「じゃあ、もう来るな!」って。それから授業に出なかったんだけど、途中で父の転勤で転校することになったのね。それで編入試験を受けたら、そこの学校の校長先生に「あなた一年生終われてないよ」って。体育が赤点だった。「一年生からもう一度やるならいいよ」って言ってくれて。」
クボジュンさん「それは、もう大きな傷つきですよね!」
尾木さん「でもね、そこの校長先生の毅然とした態度に惚れ込んだのよ。」
クボジュンさん「それだけいろんなこと、つらいことをしたから・・・。」
尾木さん「勉強のできない子、先生に嫌われている子とかの気持ちが分かる。母に言われて納得しちゃったの(笑)」
クボジュンさん「"教育と子育ては愛とロマンが大切"これがモットー!学ばせて頂きました!」
 

【本日の1曲目】 LOST IN LOVE /AIR SUPPLY
【尾木直樹さん 選曲】 世界に一つだけの花 /SMAP  
今週尾木さんがこの曲を選んだ理由は、「特別支援学校や養護学校で第二校歌みたいな感じで、卒業式などで必ず歌われる曲なんです。希望を語るっていうのかな。言葉のひとつひとつが子供たちや保護者、先生方の心に沁みる歌。世界にひとつだけで、あるがままに今を輝けばいいんだよって。」とお話してくれました!
【久保純子 My Sweet Home】 2017年5月15日 10:46