【アナコラム】鈴木純子「たったひとりのあなたの心に届きますように」

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▼7月24日配信号 担当
鈴木純子アナウンサー

7月20日(月・祝)文化放送「長野智子アップデート」4時のアップデート(16時7分~16時20分)に、ドキュメンタリー映画のメインキャストが登場しました。
人工呼吸器など医療的ケアが必要な吉原壮眞くん12歳と、お母さん純代さん、そして社会調律家で無人島ツアーの仕掛け人加藤さくらさん。
7月24日から公開「Return to My Blue」というドキュメンタリー映画は、壮眞くんが無人島への冒険を成し遂げるドキュメンタリーです。
数カ月前から出演者でもある永峰玲子さんとやり取りしてきました。
最初は、映画を紹介するだけのつもりだったのですが、玲子さんが、「壮眞くんが、ラジオの生放送に出演するというのも、新たな冒険になるかも!」とアイデアを出してくださり、御本人、ご家族、関係する皆様の協力を得て進めてきました。

壮眞くんは言葉を発することができません。壮眞くんとのコミュニケーションはカードを使って、目の動きなどを見て純代さんが通訳をしてくださいます。
スタジオの配置はどうすればよいか。どんな配慮が必要なのか。
もし予期せぬことが起きたら?なにより、本人に楽しんでもらうには?
我々アップデートスタッフにとっても新たな挑戦でした。

当日、新入社員のアップデートスタッフ新原さんに駐車場からのサポートをお願いし、ドキドキしながら待ちました。
スタジオで元気な壮眞くんと、朗らかな純代さん、情熱的な加藤さくらさんにお会いして長野智子さんとともに笑顔になりました。壮眞くんには、「無人島で何が一番楽しかった?」と質問をして、ボードにかかれた4つの選択肢から、目線で選んでもらいました。
結果は「マッチョと温泉」男の子なので、温泉施設にお母さんと入ることが出来ず、マッチョな男性とともに温泉に入ったのが楽しかったそうです。ちなみにボードを入れ替えてもう一度質問しても、やはり目線をずらして「マッチョと温泉」を選んでいましたので、一番楽しかったのでしょう。お母さんがお話しているときに大きなあくびをしていたのも印象的。
人工呼吸器の音が、ラジオを通して皆さんに聴こえたと思います。壮眞くんはここにいて、重度の障害があってもちゃんと自分の意志を表すことが出来ると伝わったと思います。同じように医療的ケアが必要なお子さん、そのご家族がこの様子を聴いて、これからも色々なことに挑戦できると感じていただけたらこんなに嬉しいことはありません。

無人島ツアーの仕掛け人で、ご自身も医療的ケアが必要な娘さんを育てる加藤さくらさんが娘さんの病気がわかったとき「命を繋げることはわかったけど、生きている意味って何なんだろう」と思ったそうです。その意味がわかる映画です。Radikoタイムフリーでは来週月曜までお聴きいただけます。是非聴いてみてください。
Return to My Blue」は本日7月24日から。キノシネマ新宿、立川でも上映あります。キノシネマ全館でインクルーシブ上映が決定しました。
上映中の発声、移動の許容、車椅子スペース増設、サポートアプリの許可。場内照明の調整があります。39分のドキュメンタリー作品です。
たったひとりのあなたの心に届きますように。

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