【アナコラム】長谷川太「歴代の録音機」
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「アナウンサーコラム」。週替わりで文化放送アナウンサーがコラムを担当しています。この記事では全文をご紹介!
▼7月31日配信号 担当
長谷川太アナウンサー
入社当時(平成元年ごろ)自分の実況の練習を録音したり、取材につかったりしていたのがこれ。SONY Walkman pro WM-DR6C

これに小さなマイクを繋いで手元に置き、どれだけ実況練習に付き合ってもらったことか。一応一人前のアナウンサーになれたのはこいつのおかげかもしれない。
ヤクルトスワローズが優勝した時、ホテルニューオータニのプールサイドでいわゆる「ビールかけ」がおこなわれ、選手の取材にこれを使ったのだが、手が滑ってプールに落下。あわて水の中から拾い上げたが、その後問題なく動作しびっくりしたこともある。さすが世界のSONY!
デジタル時代になって最初に使ったのがこれ。SONY DATウォークマン DTC-D7

こいつにもお世話になったなあ。1999年のラグビーW杯 2000年のシドニー五輪の頃活躍した。DATは今は廃れたフォーマットだが、当時としては小さくて軽くて、カセットテープのようにテープが伸びたり音が劣化しないので重宝した。しかもLPモードで使えば4時間の連続録音が可能で、野球の1試合の実況が小さなテープ一本に収まるから大変使い勝手が良かった。反面、電池の消耗が激しく単三アルカリ4本で2時間くらいしか使えなかった。
こんなに小さくしかも回転ヘッドなので、メカが精密すぎて壊れると修理が難しく、現在は故障したままウチの引き出しに眠っている。
テープに録音する時代からメモリー録音時代になって使い始めたのがこれ。

ZOOM H2 いわゆるICレコーダーなのだが、当初なかなか仕事で使える適当なものがなかったのだが、これはとにかくテープ時代に比べれば格段に小さく軽く、一方で躯体が今一つ信頼にかけ、マイクジャックや入力ジャックが接触不良を起こしやすく使った期間は比較的短かった。デザインがかわいらしいので今も手元にあり完全に動作する。
今メインで使っていたのがこれ。故障してしまったのだが・・・
OLYMPUS LS11

躯体が金属製でしっかりしていて、なにより操作ボタンが指に手応えがしっかり来るクリック型なのが気に入っている。例えばサッカーの試合後の取材エリアは、放送とペンメディアで分けられるのだが、ペンエリアでメモ代わりにも使える絶妙な大きさ(小ささ)なのだ。
さらに外部マイク入力端子のアンプに金がかかっているようで、同クラスの物に比べ外にマイクを繋いだ時の音質がノイズが少なく大変いいのだ。
2012年のロンドン五輪のころから使っているだろうか。手放せないほど気に入っていたのだがさすがに経年劣化に勝てないか。電源が入らなくなってしまった。
これに代わるいい録音機あるかなあ。