本社機能が続々地方へ。都心離れはなぜ進む!?

本社機能が続々地方へ。都心離れはなぜ進む!?

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10月4日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「会社の都心離れ」について語り合った。2020年以降、本社を東京から移す企業が増え、最近では富士通が来年9月までに本社機能を川崎に移転することを発表した。

西川あやの「どうでしょう、お二人の職業はフリーランスということもあって、東京にいる必要性みたいなものは感じますか?」

石戸諭「感じますね! 東京にいることにはメリットしか感じないです」

西川「やはり取材に行ったりお話を伺ったりするのに良いから?」

石戸「はい。アクセスが最高にいいし、取材しやすいというのもある。あと何がいいって、どこにでも行けるじゃないですか。東京から地方にも新幹線、飛行機で行ける。海外にも。そう考えると東京以上にいい街を、あまり僕は知らない。放送局も出版社もあるし」

永井「私、いま最も移動している哲学者だから、本当にいろんな場所に行っているんですよ」

石戸「東京が拠点だから移動しやすい、ともいえるでしょう?」

永井「そうとも考えられますけど、さっき(番組内で)チラッと言った『神戸に住みたい』というのは、どこにも行きやすい感じがして、しかも人も多すぎない。ゆっくり執筆できそうだし、というので憧れはあります」

2020年にはパソナグループが本社機能の一部を淡路島へ移転することを発表し、驚いた人も多かった。2024年までに管理部門、1800人のうち1200人分の業務を移転させる計画も発表している。

西川「パソナグループ広報の染木さんという方にお話を伺いました。そもそもパソナって人材派遣のイメージあるじゃないですか。『社会の問題を解決する』という理念、『雇用を生みたい』という考えがあって、淡路島で雇用を生もう、という考えになったみたいなんですね。だから本社機能を移転する前から淡路島でアミューズメントパークをつくる、ホテルを開業する、ということは徐々にしていたということです。染木さん自身は東京の浅草のご出身なんですって」

石戸「へえ~!」

西川「ずっと東京で暮らしてきたけれど、2019年に淡路島に行って、ずっと暮らしていると。染木さんはそのとき、転職したかったんですって。毎日、都会の満員電車、コンクリートジャングルで、都心に疲れて。会社ごと変えようと思ったときに会社の取り組みとして『淡路島へ移転』というのがあったから、ぜひ行きたいと手を挙げた。行ってみてどうですか、と伺ったところ『朝と夜が明確になった』とことをおっしゃっていました。都内にいると明るいからずっと仕事している。夜になると夜だから帰って寝よう、という考えになって、会社全体の残業も減ったんですって」

石戸「淡路島だからな。夜は早いよ。夜は働かない、って選択をする人が多いんだから」

西川「本社機能が移転したことで残業が減るってすごいことじゃないですか。パソナさんの場合は役員の半分以上が淡路島に住んでいる、コロナ以降にできた新規部門も淡路島にある、ということで。何か企画を通したいというときも、淡路島内で上に通していく、みたいな。中枢はもう淡路島ということですね」

石戸「実質的に東京が支社化したってことか」

西川「あと家賃が都心の半分。だから可処分所得がアップしたと」

石戸「それはわかるわ。家賃が全然違うから。大阪も地価が上がっているっていうし神戸も上がっていると思うけど、どっちからも淡路島は近いのよ。行けないことはない」

このあともパソナグループの情報を紹介した。地方へ移転すること、都心に残ること、双方のメリットについても語った。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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