高市早苗首相、石破茂前首相、トランプ米大統領の「対話」の違い
ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、4月23日の放送に元・日刊スポーツ編集局長の久保勇人が出演。高市早苗政権が発足して半年となったいま、対話の少なさを指摘される同政権、高市首相の姿勢についてコメントした。
久保勇人「(高市早苗政権、発足半年という)この節目に新聞各紙が、政権について振り返っていました。目を通して思ったのは、高市さんが周囲、官邸や自民党の人たちとあまり話していない、ということです」
長野智子「各紙に共通していますね」
久保「半年間の事象的なことを振り返ると、台湾有事発言から始まり、旧統一教会の問題、抜き打ち解散、トランプさんに抱きつく、カタログギフト配布問題など。こういう忘れてはいけない事象がたくさんあった。これらに対し、高市さんや政権は、国民が納得するような説明をあまりしていない、と思います。最近は自民党大会で自衛官が登壇したことなんか、すごく大きな問題だと思う。けれど一方的にうやむやにして幕引きされているような」
長野「小泉進次郎さんを含め、X(旧Twitter)で発信して終了、みたいなね」
久保「あんな処理の仕方は良くないし、前例として残してはいけないなと。最たるものはやはり予算委員会の審議だったと思います。自分で選挙を開催して、その影響で予算審議は1ヶ月遅れて始まった。でも3月末までに成立させたい、と強く求めて。国会審議を衆参ともに1ヶ月ぐらい通例として行うのに、衆院で与党は15日間に短縮、80時間ぐらいしていたのが59時間に。参院では首相出席の集中審議、高市さんは9時間42分ほどでした。一方で昨年の石破さんは39時間も使っていました」
長野「うん」
久保「やはり国会の審議は少なくなっていた、という事実はある。国会以外のところではどうか。たとえば官邸での、ぶら下がり取材。これは歴代の首相がしっかりしてきた。岸田さんは就任から半年で107回ほど、石破さんも60数回。高市さんは40回ぐらいなんです」
長野「すごく少ない印象があります」
久保「この間は青森県で大きな地震がありました。夕方にぶら下がりを行いましたが、状況を説明して、記者からの質問を受けずに退いた。代わりにSNSでの発信は頻繁であると。批判に対して一方的に反論したり否定したり。そうした場合に国民や記者は『更問い』したい。そういう機会がない」
長野「先日、鈴木エイト(ジャーナリスト)さんとも話したことで。トランプ米大統領もSNSでバンバン発信する。記者の質問にも答えるんですよ。何言っているんだ、という答えはありますが」
久保「いままでの大統領の中で、最も記者との接触機会が多い、といわれるぐらいなんです。そこがSNSでの発信を重視している高市さんとトランプさんの違いですね。今週は22日に党首討論が調整されていた。ところが自民党側が、高市さんにモンテネグロの大統領との会談が入ったから見送りたい、と言った。ところが与野党は去年、党首討論を毎月1回ずつしましょう、と合意していた。それを外交日程のためにと、やめたわけです」
長野「うん」
久保「国民民主の玉木代表はXに『外交日程が入ったとしても夕刻にずらして出来るはず。過去に例もあります』と投稿した。確かに去年6月、石破さんのときに、党首討論が外交日程で午後の時間帯にできなかった。でも石破さんと当時の野党は同日の夜6時から党首討論を行った。時間帯の設定も、外交日程でずらした。東京都議選も参院選も近かったので、有権者の在宅率も高かった。どうせ行うならと、皆がテレビやラジオを確認できる状況で、ということでその時間にしたんです」
このあとは今月、石破前総理が講演にて述べた言葉も久保が紹介した。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。
「長野智子アップデート」は毎週月曜~金曜午後3時~5時、文化放送(FM91.6MH
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