2024年 自然災害の少ない年になりますように…

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毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお送りしている番組です。

「地球の沸騰が始まった」と国連のグテレス事務総長が警告しましたが、2023年は過去126年間で最も気温の高い年となりました。12月中旬に小田原市や千葉県横芝光町で夏日を記録、東京では30℃以上の真夏日日数が年間90日と記録を更新しました。
「異常な暑さ」は農作物などにも大きな影響を与えましたが、猛暑と表裏一体とも言えるのが「豪雨」。
各地で大雨災害が頻発し、私も秋田市や千葉家茂原市などの浸水被災地を取材させていただきました。
↓ 2m以上浸水した秋田市楢山大元町の災害廃棄物集積所と秋田市災害ボランティアセンター


↓ 5回目の浸水被害となった千葉県茂原市 氾濫した一宮川



「線状降水帯」も各地で発生しました。
気象庁によりますと、線状降水帯の半日前予測については、情報を出して実際に線状降水帯が発生したのは22回中9回と「的中率」はおよそ4割。
情報を出さずに発生した「見逃し」は23回中13回と「見逃し率」はおよそ6割。
いずれも前年より改善しました。
予測が大変難しい線状降水帯ですが、来年2024年「線状降水帯の半日前予測情報」は「都道府県単位」での発表になります。

きょう大晦日にお送りした「防災アワー」
自分の会社の災害対策を行いながら、同時に社会貢献もできる「シェアする防災セット」を開発・販売している企業「ファシル株式会社」の八木法明(やぎ・のりあき)社長のインタビューをお送りしました。

「シェアする防災セット」は去年「グッドデザインアワード」で「グッドデザイン賞」を受賞
「防災をシェアする」という考え方が評価され「グッドデザイン ベスト100」にも選ばれています。

「シェアする防災セット」は30人用と10人用があります。中には携帯トイレ、アルミポンチョ、防塵マスク、氷砂糖などが入っています。
詳しくはファシル株式会社のHPをご覧ください。

今年も「防災アワー」をお聞き下さり、ありがとうございました。
2024年は自然災害の少ない年になりますように…。
聞き逃したという方は、ぜひradikoでお聴きください。

尚、今年は雑誌「安全衛生のひろば」(中央労働災害防止協会・発行)で、1年間12回「気象から知る防災の知恵」を連載させていただきました。

もし一度でもお読みいただいた方がいらっしゃれば、心から感謝申し上げます。
皆様どうぞよい年をお迎えください。

気象予報士・防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子









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