政倫審では限界の声も…裏金問題について青木氏「政倫審じゃなくてきちんと証人喚問で」

政倫審では限界の声も…裏金問題について青木氏「政倫審じゃなくてきちんと証人喚問で」

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3月15日の大竹まことゴールデンラジオは、朝日新聞の社説「裏金の解明 政倫審の限界は明らか」を取り上げ、青木がコメントした。

朝日新聞の社説「裏金の解明 政倫審の限界は明らか」を取り上げた。

衆院での開催から2週間。ようやく参院でも、政治倫理審査会が開かれたが、「知らぬ存ぜぬ」の繰り返しで、納得できる説明はなかった。偽証罪に問われることのない政倫審の限界は明らかである。

安倍派の「5人衆」のひとり、世耕弘成前党参院幹事長は派閥の会計には一切、関与していないと強調。グループの会長だったにもかかわらず、「私には何の相談もなく、勝手に決まっていた」と述べた。派閥の参院側の束ね役が全く知らなかったとは、にわかには信じがたい。自分が出た会合で復活が決まったことは「断じてない」と言い切り、「誰が決めたのか、私自身知りたい」と述べた。あまりに人ごとな言いぶりにあきれる。

様々な疑問は一向に解消されていません。説明責任を尽くさせ、真相に迫る国会の役割は重いと社説は結んでいる。

大竹「青木さんこれはいかがですか?」

青木「昨日の政倫審で世耕さんが出たところ、その他西田さんとか、橋本聖子さんとかのやつも見たんですけれど、ちょっと気になったのが世耕さんだけじゃなくて結構何人かおっしゃったんですけれど、検察の捜査を真摯に受けて、検察は私については嫌疑なし。起訴しないという判断に至った、つまり私は真っ白なんです。みたいなこといってるんだけど、いや違いますよと。別に真っ白じゃなくて、要するに、検察のこれまでの捜査基準とか起訴基準というものを考えれば、ちょっと言葉悪いけれども、あなた万引きしましたよと。ただし捕まえて起訴して刑事裁判にするほどの事じゃないけれどもやったことは問題だよ。違法性はあるよと。だけどさすがに起訴まではしないましては、選挙で選ばれた人たちを次々起訴するってのは、あまり健全なことじゃないので、ということであって、真っ白じゃなくって違法行為を組織的にやっていたということは事実なわけですよ。で、本当に気になるのは捜査やってる最中は捜査に支障をきたすから説明できない。捜査が終わったら捜査の結果、私は真っ白ですという。ある意味検察捜査をその場その場で、うまく使い分けて詭弁の材料にしてるみたいなのってのは非常に醜悪だなと思います」

室井「今回の事って、いつの間にか金額設定とか、ここまではセーフみたいなのがあれも意味がわからない」

青木「昨日たまたま各社の政治記者と食事する機会があって、いろんな話を聞いて、彼らによれば、正直言えば派閥の事務総長というのは知らなかったはずはないんだけれども、やっぱりその、特に最近の清和会というのは、安倍さんが一強とか、あるいは5人衆といってるけど、事実上牛耳っているのは森さん(森喜朗元首相)みたいなところがあって、5人集ってのははっきり言えば小物ばっかりだというわけですよ。世耕さんについては、小物会の大物なんて言い方もあるみたいだけど。政治記者たちによれば、すべてを知っている。おそらく始めたのも森さんだろうというわけですよ。わからないですよ。本当のところはわからないんだけど、彼らはそう見立ててるわけですよ。そうなってくると、18日に塩村博文さんが衆議院の政倫審もう一度やって出てくるようですけれども、やっぱり森さんにもきちんと出てきてほしいというのは1つ。それから政倫審じゃなくてきちんと証人喚問で偽証したら偽証罪で問われるような場所でこの問題きちんとやらないと前に進めないと僕は思いますけれども」

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